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ロシア海軍北方艦隊基地セヴェロモルスクで5月9日に大祖国勝利70周年記念観艦式が行なわれる

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年5月2日20時21分配信
【セヴェロモルスクで戦勝記念日に海軍及び空中パレードが開催される】


5月9日、北方艦隊主要基地セヴェロモルスクでは、伝統的な駐屯部隊の軍事パレードの他、コラ湾海域において海軍パレード及び海洋航空隊ヘリコプター航空機の展示飛行が実施される。

パレードには、最新原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」「セヴェロドヴィンスク」ディーゼルエレクトリック潜水艦「カルーガ」、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、小型ロケット艦「アイスベルク」、掃海艦「ヤドリン」が参加する。

11時30分、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」からの艦砲発射を合図に海軍パレードが開始される。

北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将セヴェロモルスク泊地に並ぶ及び潜水艦の隊列を査閲し、偉大なる勝利の日に乗組員を祝福する。

艦の査閲後、北方艦隊司令官重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」艦上に上がり、全ての艦隊構成員に対する祝辞を述べる。

海軍パレードの後に、北方艦隊海洋航空隊航空機およびヘリコプターの展示飛行が実施される。
飛行は安全な高度及び速度で行なわれる:ヘリコプターは高度350m、時速180km、航空機は高度700m、時速400km

午後、初めに3機のヘリコプターセヴェロモルスクの真横のコラ湾の上を飛行する。
彼等は、互いに50mの距離を取って楔形で飛ぶ。
先導するのはMi-8であり、2機の対潜ヘリコプターKa-27が続く。
更に、湾の上空を軍用輸送機An-26An-12対潜航空機Il-38、偵察航空機Il-20、対潜航空機Tu-142が飛ぶ。

空中隊列の完了後、艦上航空隊の3機の航空機-Su-25UTGと2機のSu-33が飛ぶ。
展示飛行には、合計で11機が関わる。


来たる2015年5月9日には、ロシアの各地で大祖国戦争勝利70周年記念式典が開催されます。

最も注目を集めているのは、ロシア陸軍新型戦車T-14「アルマータ」などが初公開されるモスクワ市内のパレードですが、ロシア海軍各艦隊の基地でも観艦式が行なわれます。
[ロシア海軍黒海艦隊はセヴァストーポリで大祖国戦争勝利70周年記念観艦式の準備を始めた]

無論、ロシア海軍最大規模の艦隊である北方艦隊でも、セヴェロモルスク基地で観艦式及び航空隊の展示飛行が実施されます。

北方艦隊の観艦式には、昨年(2014年)に就役した最新鋭戦略原潜「ウラジーミル・モノマーフ」多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」が参加します。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]

潜水艦「カルーガ」は、2013年7月に近代化改装を終えて再就役しています。
[北方艦隊のキロ級潜水艦カルーガは最終航海試験を終えて艦隊へ復帰する]

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、観艦式には直接参加しないようですが、北方艦隊司令官ウラジーミル・コリョローフ提督は、艦の隊列を査閲した後に同艦へ乗り込みます。

観艦式の後、北方艦隊陸上基地航空隊の展示飛行、そして空母「アドミラル・クズネツォフ」搭載航空隊の展示飛行が行なわれます。
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