ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」開始式典が開催された

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年5月11日10時37分配信
【ノヴォロシースクでロシア-中国海軍演習「海洋協同-2015」の開始式典が開催された】
式典には、ロシア海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将と中国人民解放軍海軍副司令員杜景臣(ドゥ・ジンチェン)中将、合同演習管管理本部の代表、警備艦「プイトリーヴイ」、エアクッションロケット艦「サムーム」で構成されるロシア海軍戦闘艦支隊及び警備艦「臨沂」と警備艦「濰坊」で構成される中国人民解放軍海軍戦闘艦支隊、更にはノヴォロシースク駐屯地の将兵達が参加した。
(5月11日)午後、ロシア側と中国側は、計画文書を明確にするための会議を開催する。
演習管理部では、参加者へ与える任務を作成し、更には演習で演じられるエピソードを描き出す。
ロシア-中国海軍演習の開始を宣言したアレクサンドル・フェドテンコフ中将と杜景臣(ドゥ・ジンチェン)中将は、地中海で活動段階が実施される演習「海洋協同-2015」は、2ヶ国間の友好及び実用的協力関係の更なる深化と、海洋安全保障上の脅威への合同での対処の強化の為のものである事を指摘した。
演習「海洋協同-2015」には、ロシア海軍及び中国人民解放軍海軍の様々なクラスの約10隻の戦闘艦が参加する。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」]
既に中国国防部及びロシア国防省の双方から公式発表されていますが、5月11日~21日に地中海でロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」が実施されます。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」は2015年5月中旬に地中海で実施される]
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』は2015年5月11日-21日に地中海で実施される]
この演習には双方合わせて9隻の艦船が参加し、中国海軍からは、第19次海賊対処部隊としてアデン湾へ派遣されていた054A型フリゲート「臨沂」(547)、「濰坊」(550)、903型総合補給艦「微山湖」(887)の3隻が参加します。
(つまり、ロシア海軍からは6隻が参加)
フリゲート「臨沂」と「濰坊」は、5月4日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、5月8日にはノヴォロシースクへ入港しました。
[中国海軍のフリゲートはロシア海軍基地ノヴォロシースクを公式訪問した]
ノヴォロシースクには、「海洋協同-2015」の合同司令部が設置されています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」合同司令部はロシア海軍基地ノヴォロシースクへ設置された]
大祖国戦争勝利70周年記念日である5月9日、ノヴォロシースク海軍基地でも記念式典が開催され、中国海軍の将兵も参加しました。
[中国海軍フリゲート乗員はロシア海軍基地ノヴォロシースクで大祖国戦争勝利70周年記念式典に参加した]
そして5月11日、「海洋協同-2015」の開始式典がノヴォロシースク海軍基地の合同演習本部で開催されました。

5月12日に演習参加艦がノヴォロシースク及びセヴァストーポリから出航し、5月16日から21日まで地中海東部で演習が実施されます。
ロシア海軍の参加艦については、未だロシア側からは公式には発表されていませんが、中国側の情報によると、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「プイトリーヴイ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」、「アゾフ」、海洋曳船1隻の計6隻です。
この内の「プイトリーヴイ」と「サムーム」は、中国海軍のフリゲート2隻と共にノヴォロシースク基地に居ます。
「モスクワ」は、5月10日にセヴァストーポリを出航しています。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは5月10日に出航する]
- 関連記事
スポンサーサイト