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ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入る

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月13日14時08分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」はドック修理へ向かった】

水曜日・5月13日、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、セヴェロモルスクの第82艦船修理工場でのドック修理実施の為の曳航を開始した。

『海軍産業』は、修理の為の準備を行なった第35艦船修理工場より伝えられた。

ロシア連邦国防省「計画的な技術的準備状態の回復」と特徴付けた以前の艦の修理は、2014年9月末に完了した。
その後、艦は演習の為に海へ出た。
「クズネツォフ」の航海については伝えられていない。

ほぼ半年間に渡り続いた同艦の7度目の遠距離航海は2014年5月に完了した。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月就役)は、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡り、大西洋・地中海遠征を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

遠距離航海から戻った後は、ムルマンスク市郊外の第35艦船修理工場でメンテナンスが行なわれました。

7月18日にはムルマンスクからセヴェロモルスクへ移動しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近影(2014年7月18日)]

7月27日の「ロシア海軍の日」には、北方艦隊基地セヴェロモルスクで祝賀行事に参加しました。

その後、第35艦船修理工場へ戻ってメンテナンスを完全に終え、9月29日に点検の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは整備後の点検の為に出航した]

9月30日、艦上航空隊の訓練が始まりました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフで艦上航空隊の訓練が始まった]

10月1日からは北方艦隊捜索救助部隊の演習へ参加し、「遭難艦」の役を演じました。
[ロシア海軍北方艦隊は空母アドミラル・クズネツォフの救助訓練を行なう]

その後の動向は伝えられていませんでしたが、2015年5月13日、常時係留地であるムルマンスク郊外の第35艦船修理工場岸壁からロスリャコヴォ第82艦船修理工場へ移動しました。

第35艦船修理工場
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第82艦船修理工場へ
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「アドミラル・クズネツォフ」は、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50に入渠してオーバーホールを行なうようです。

前回のPD-50でのオーバーホールは2010年6月末から9月上旬に掛けて実施されていますから、ほぼ5年ぶりとなります。


「アドミラル・クズネツォフ」は、2010年代末に近代化改装が予定されています。
[空母アドミラル・クズネツォフの近代化は先延ばしされている]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2010年代後半に近代化改装を行なう]
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