ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はボスポラス-ダータネルス海峡を通過する

『タス通信』より
2015年5月14日17時09分配信
【ロシアと中国の戦闘艦は黒海海峡の通過を始めた】
モスクワ、5月14日/タス通信
ロシア・中国戦闘艦支隊は、地中海で実施される合同演習「海洋協同-2015」の活動段階へと向かう途中でボスポラス-ダーダネルス海峡の通過を始めた。
本日(5月14日)、ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。
「中国人民解放軍海軍の警備艦・臨沂、濰坊、そしてロシア黒海艦隊のエアクッションロケット艦サムームで構成される戦闘艦支隊は、15時00分に黒海海峡ゾーンであるボスポラス-ダータネルスの通過を始めました」
当局は話した。
前日、艦においては連携機動及び組織的対空防衛への取り組みが行なわれた。
以前、「海洋協同」の活動段階は5月17日から21日まで実施されると伝えられた。
合同演習の開始式典は5月11日に開催された。
演習には、合計で9隻の艦が参加する。
中国からは警備艦「臨沂」、「濰坊」、更には複合補給船が派出される。
ロシアからは、「モスクワ」の他に、警備艦「ラードヌイ」、大型揚陸艦「「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「アレクサンドル・シャバリン」、更にはエアクッションロケット艦「サムーム」と救助曳船が演習へ関わる。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月15日9時27分配信
【ロケット巡洋艦「モスクワ」はボスポラス-ダーダネルス海峡へ入った】
モスクワ、5月15日-ロシア通信社ノーボスチ
地中海での中国海軍との演習へ向かっている黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、金曜日午前に黒海海峡であるボスポラス-ダーダネルスの通過を始めた。
国防省下の海軍広報サービス・情報供給部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。
「5月17日から21日まで実施される演習において、親衛ロケット巡洋艦モスクワには海上艦船連合グループの指揮本部が置かれます。
これにより、巡洋艦モスクワ艦上から、ロシア-中国海軍演習・海洋協同-2015の計画下で地中海の指定海域において任務を遂行する艦を直接に統制します」
彼は指摘した。
巡洋艦は、本日(5月15日)の終わりまでには海峡を通過する予定である。
演習「海洋協同-2015」の活動段階は、地中海で5月17日から始まる。

[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」]
2015年5月11日~21日、地中海でロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」が実施されます。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」は2015年5月中旬に地中海で実施される]
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』は2015年5月11日-21日に地中海で実施される]
この演習には双方合わせて9隻の艦船が参加し、中国海軍からは、第19次海賊対処部隊としてアデン湾へ派遣されていた054A型フリゲート「臨沂」(547)、「濰坊」(550)、903型総合補給艦「微山湖」(887)の3隻が参加します。
(つまり、ロシア海軍からは6隻が参加)
フリゲート「臨沂」と「濰坊」は、5月4日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、5月8日にはノヴォロシースクへ入港しました。
(補給艦「微山湖」は地中海東部で待機)
[中国海軍のフリゲートはロシア海軍基地ノヴォロシースクを公式訪問した]
ノヴォロシースクには、「海洋協同-2015」の合同司令部が設置されています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」合同司令部はロシア海軍基地ノヴォロシースクへ設置された]
大祖国戦争勝利70周年記念日である5月9日、ノヴォロシースク海軍基地でも記念式典が開催され、中国海軍の将兵も参加しました。
[中国海軍フリゲート乗員はロシア海軍基地ノヴォロシースクで大祖国戦争勝利70周年記念式典に参加した]
5月11日、「海洋協同-2015」の開始式典がノヴォロシースク海軍基地の合同演習本部で開催されました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」開始式典が開催された]
5月12日夕方、ノヴォロシースクからロシア海軍と中国海軍の演習参加艦が出航しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」に参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はノヴォロシースクを抜錨する]
ノヴォロシースクを出航した3隻は、5月14日に黒海と地中海を結ぶボスポラス・ダータネルス海峡を通過します。
[ロシア・中国海軍連合部隊は5月14日にボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]
5月14日、ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」も、「海洋協同-2015」へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加する為に抜錨した]
「モスクワ」は、合同演習へ参加するロシア・中国連合艦隊の総旗艦を務めます。

そして、5月14日午後から翌15日に掛け、演習参加艦はボスポラス・ダータネルス海峡へ入りました。


ロシア海軍からの演習参加艦は、この6隻です。
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
警備艦「ラードヌイ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(バルト艦隊)
エアクッションロケット艦「サムーム」(黒海艦隊)
救助曳船1隻
警備艦「ラードヌイ」は、2015年2月上旬から地中海東部に滞在しています。
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