ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は2015年5月26日にコムソモリスク・ナ・アムーレで進水する

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月15日12時02分配信
【コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は5月26日に進水する】
モスクワ、5月15日-ロシア通信社ノーボスチ
アムール造船工場で建造されているコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は5月26日に進水する。
艦の乗組員は、航行試験を実施する為、コムソモリスク・ナ・アムーレへ派遣される。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチは東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。
「カムチャツカのコルベット"ソヴェルシェーンヌイ"乗組員は、近い内にコムソモリスク・ナ・アムーレ市へ到着します。
5月26日に予定されている進水の後、工場製造者から艦を受け取る為に」
マルトフは話した。
彼は、進水後、船員は軍事産業界と共に、コルベットの更なる運用の為の艦の複合実験的航行試験を行なうと付け加えた。
彼によると、同艦は、ロシア北東軍集団の水域保護艦連合部隊での勤務に就く。
プロジェクト20380艦の排水量は2000トン、全長100メートル以上、最大速力27ノット、自立航行距離4000海里。
同プロジェクトコルベットの兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、更には潜水艦への魚雷発射の為の対潜複合体「パケート-NK」である。
[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレのアムール造船工場で起工されましたが、建造工事は大幅に遅延しました。
[ロシア太平洋艦隊の為の新型コルベットの建造は遅延する]
その主な原因は、コルベットの建造価格に関するロシア国防省と造船所の対立に有ったのですが、2014年4月、国防省は造船所側の要求を受け入れ、建造費用の増額に同意しました。
[ロシア太平洋艦隊向けの新型コルベットの建造費用は130億ルーブルに増額された]
その後、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」の建造工事は進み、今年8月には艤装工事の為、コムソモリスク・ナ・アムーレから沿海地方のボリショイ・カーメニまで移送されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は艤装工事の為、2015年8月に沿海地方へ回航される]
2015年1月~3月、「ソヴェルシェーンヌイ」乗組員はバルト海へ行き、バルト艦隊のプロジェクト20380コルベットで実地訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"乗組員はバルト海での訓練を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」乗組員はバルト海での研修を終えた]
そして今回、ロシア太平洋艦隊広報部は、「ソヴェルシェーンヌイ」の進水が5月26日に予定されている事を明らかにしました。
「ソヴェルシェーンヌイ」は、今年末に海軍へ引き渡される予定です。
[最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グレミャーシチー"は2015年末にロシア海軍へ納入される]
プロジェクト20380コルベットは、太平洋艦隊向けに4隻が建造される予定です。
[極東でロシア海軍太平洋艦隊の為のコルベット4隻が建造される]
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