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ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は2015年5月22日にコムソモリスク・ナ・アムーレで進水する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月19日5時50分配信
【ロシア海軍の為のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は5月22日に進水する】
ウラジオストク、5月19日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防省の為にアムール造船工場が建造しているコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は5月22日に進水する。
ロシア通信社ノーボスチは、極東造船・造修センター広報秘書官ダニール・ゴンチャルクより伝えられた。

以前、同艦の進水は5月26日に予定されていると伝えられた。

「金曜日、コムソモリスク・ナ・アムーレのアムール造船工場(株式会社「統合造船業営団」の極東造船・造修センターへ加わっている)の造船台からコルベット・ソヴェルシェーンヌイが出されます。
同艦は完全に形成され、作業の主要部分は完了し、機器は部分的に設置されています。
係留岸壁で更なる作業を終えた後、システムの点検と航行試験が実施されます」
ゴンチャルク
は話した。

ロシア通信社ノーボスチ東方軍管区(ウラジオストク)広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられたように、工場での全ての作業完了後、乗組員はコルベットへの習熟を始める。

「コルベットは全ての試験を完了した後、太平洋艦隊の一員として加入します。
それは2015年末までに起こるでしょう」
マルトフ
は指摘した。

コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は多目的警備艦であり、ユニークな技術的パラメータと公海上での作戦実行の為の兵装構成を有している。
コルベットは、領海パトロール、敵の水上艦及び潜水艦との戦闘の実施、更には海洋揚陸作戦中の海軍揚陸部隊の砲撃支援といった近海ゾーンでの行動の為に意図されている。

プロジェクト20380艦の排水量は2000トン、全長100メートル以上、最大速力27ノット、自立航行距離4000海里。
同プロジェクトコルベットの兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、更には潜水艦への魚雷発射の為の対潜複合体「パケート-NK」である。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で起工されましたが、建造工事は大幅に遅延しました。
[ロシア太平洋艦隊の為の新型コルベットの建造は遅延する]

その主な原因は、コルベットの建造価格に関するロシア国防省造船所の対立に有ったのですが、2014年4月、国防省造船所側の要求を受け入れ、建造費用の増額に同意しました。
[ロシア太平洋艦隊向けの新型コルベットの建造費用は130億ルーブルに増額された]

その後、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」の建造工事は進み、今年8月には艤装工事の為、コムソモリスク・ナ・アムーレから沿海地方ボリショイ・カーメニまで移送されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は艤装工事の為、2015年8月に沿海地方へ回航される]

2015年1月~3月、「ソヴェルシェーンヌイ」乗組員はバルト海へ行き、バルト艦隊プロジェクト20380コルベットで実地訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"乗組員はバルト海での訓練を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」乗組員はバルト海での研修を終えた]

5月15日、ロシア太平洋艦隊広報部は、「ソヴェルシェーンヌイ」の進水が5月26日に予定されていると発表しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は2015年5月26日にコムソモリスク・ナ・アムーレで進水する]

それから4日後、今度は造船業界サイドから、「ソヴェルシェーンヌイ」は5月22日に進水するという話が出てきました。

「ソヴェルシェーンヌイ」は、今年末に海軍へ引き渡される予定です。
[最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グレミャーシチー"は2015年末にロシア海軍へ納入される]


プロジェクト20380コルベットは、太平洋艦隊向けに4隻が建造される予定です。
[極東でロシア海軍太平洋艦隊の為のコルベット4隻が建造される]
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