ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で船団護衛訓練を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年5月19日21時20分配信
【ロシア海軍と中国海軍の艦は航行中の物資補充及び船舶護送の任務を果たした】
本日(5月19日)、地中海東部で実施されているロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2015』の枠組において、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「ラードヌイ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、エアクッションロケット艦「サムーム」、海洋曳船MB-31、
警備艦「臨沂」、「濰坊」、補給艦「微山湖」で構成されるロシア・中国連合グループは、航行中の物資補充及び貨物の移送、更には、艦船護送の課題へ取り組んだ。
4つの戦術グループは、相互に継続的な通信を維持し、並行航路で艦の物資補充及び横断方式での貨物移送を行なった。
ロシア及び中国の戦闘艦のこれらの行動は、海上連合グループ指揮官アレクサンドル・オクン1等海佐の指示により実行された。
本日には、世界の大洋の遠隔海域での船舶安全保障のエピソードの枠組において、ロシア海軍と中国海軍は合同で艦船護送の要素へ取り組んだ。
護送される船の役割を演じたのは、大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、海洋曳船MB-31、補給艦「微山湖」であった。
演習の今次段階の任務遂行の結果は、ビデオ会議や特殊通信でロシア側と中国側の演習統制官-ロシア海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将と中国人民解放軍海軍副司令員杜景臣(ドゥ・ジンチェン)中将、更には演習『海洋協同-2015』指揮本部へ報告されている。
5月19日夜から20日未明にかけ、ロシア・中国戦闘艦連合グループは、照明手段を用いた通信による海上での組織的制御に取り組む。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」]
2015年5月11日~21日、地中海でロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」が実施されます。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」は2015年5月中旬に地中海で実施される]
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』は2015年5月11日-21日に地中海で実施される]
この演習には双方合わせて9隻の艦船が参加し、中国海軍からは、第19次海賊対処部隊としてアデン湾へ派遣されていた054A型フリゲート「臨沂」(547)、「濰坊」(550)、903型総合補給艦「微山湖」(887)の3隻が参加します。
(つまり、ロシア海軍からは6隻が参加)
フリゲート「臨沂」と「濰坊」は、5月4日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、5月8日にはノヴォロシースクへ入港しました。
(補給艦「微山湖」は地中海東部で待機)
[中国海軍のフリゲートはロシア海軍基地ノヴォロシースクを公式訪問した]
ノヴォロシースクには、「海洋協同-2015」の合同司令部が設置されています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」合同司令部はロシア海軍基地ノヴォロシースクへ設置された]
大祖国戦争勝利70周年記念日である5月9日、ノヴォロシースク海軍基地でも記念式典が開催され、中国海軍の将兵も参加しました。
[中国海軍フリゲート乗員はロシア海軍基地ノヴォロシースクで大祖国戦争勝利70周年記念式典に参加した]
5月11日、「海洋協同-2015」の開始式典がノヴォロシースク海軍基地の合同演習本部で開催されました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」開始式典が開催された]
5月12日夕方、ノヴォロシースクからロシア海軍と中国海軍の演習参加艦が出航しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」に参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はノヴォロシースクを抜錨する]
ノヴォロシースクを出航した3隻は、5月14日に黒海と地中海を結ぶボスポラス・ダータネルス海峡を通過します。
[ロシア・中国海軍連合部隊は5月14日にボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]
5月14日、ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」も、「海洋協同-2015」へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加する為に抜錨した]
「モスクワ」は、合同演習へ参加するロシア・中国連合艦隊の総旗艦を務めます。
5月14日午後から翌15日に掛け、演習参加艦はボスポラス・ダータネルス海峡へ入りました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]
5月17日、演習参加艦は地中海東部に集結し、ロシア・中国連合艦隊が形成されました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦は地中海東部へ集結した]
5月18日、地中海東部で演習の実地段階が始まりました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』の実地段階は地中海東部で始まった]
5月18日夜、ロシア・中国連合艦隊は「4つの戦術艦グループ」に分かれ、夜間訓練を行ないました。
[ロシア海軍と中国海軍の艦船は地中海東部で夜間訓練を行なった]
翌5月19日の日中には、大型揚陸艦2隻と支援船2隻(海洋曳船と補給艦)を護衛する船に見立てて船団護衛訓練が行われました。
19日夜から20日未明に掛けては、発光信号のみを使った(つまり無線類は一切使わない)夜間航行訓練が行われます。
合同演習『海洋協同-2015』に参加するロシア・中国連合艦隊は、以下の4群に分かれて行動しています。
第1群:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「濰坊」、エアクッションロケット艦「サムーム」
第2群:フリゲート「臨沂」、警備艦「ラードヌイ」
第3群:大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「アレクサンドル・シャバリン」
第4群:海洋曳船MB-31、総合補給艦「微山湖」
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