新世代戦略原潜ボレイ級3番艦ウラジミール・モノマーフに電力が供給される
現在、セヴェロドヴィンスク市の「セヴマシュ」造船所で建造中の新世代戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」ですが、間もなく艦内へ電力が供給されます。

[ボレイ級戦略原潜3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」建造は最終段階に入る]
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【「ウラジミール・モノマーフ」は、電力供給の受け入れ準備を行なう】
2012年4月20日
株式会社「生産連合"北方機械製造事業"」第55作業場で建造中の3隻目のプロジェクト955「ボレイ」戦略用途水中ロケット巡洋艦「ウラジミール・モノマーフ」は、高度の準備段階にある。
今後数日の間に、巡洋艦には電力供給が行なわれる。
同工場の広報部は発表した。
艦への電力供給は、艦の建造の重要な段階であり、システム及び複合体の全てを点検する必要がある。
現在、潜水艦の船体は完成し、主要ユニットは積み込まれ、動力装置、航海及び水中音響探知複合体、電力機器は設置され、ケーブル回線は敷設されている。
「セヴマシュ」の専門技術者は、1隻目及び2隻目の「ボレイ」~「ユーリー・ドルゴルーキー」と「アレクサンドル・ネフスキー」~の船体の作業で必要な経験を積み、「モノマーフ」の溶接、鍛冶作業、組み立てに取り組んでいる。
根本的に新しい潜水艦機器にも関わらず、セヴマシュ職員および請負業者の経験と協調により、以前の受注時に生じた多くの問題が回避され、新たな運用が解決されている。
セヴェロドヴィンスク造船所が直面する主な課題は、夏の間に水中艦の準備状況を増進させる為、既に形成されているアレクサンドル・ナジェージンを始めとする太平洋艦隊の乗組員団との必要な「出会い」である。
「ウラジミール・モノマーフ」の作業以外の「セヴマシュ」の仕事として、より高度化された次の艦であるプロジェクト955A「ボレイ-A」~仮名「聖ニコライ」に関するものがある。
同社は、予備パーツを用いて4番艦の船体の組み立てを開始している。
公式の起工式典は2012年3月末が予定されていたが、少なくとも2ヶ月延期された。

この記事によると、「ウラジミール・モノマーフ」の乗組員は太平洋艦隊から集められたようです。
2010年に太平洋艦隊のプロジェクト667BDR(NATOコード名「デルタIII」)戦略原潜2隻が除籍されたので、これらの艦の乗組員が転属したのでしょうか。
ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より。
【K-506「ゼレノグラード」】:2010年7月にロシア海軍の戦闘編制より除籍。
【K-211「ペトロパブロフスク・カムチャツキー」】:2010年11月19日にロシア海軍の戦闘編制より除籍。
【プロジェクト955「ウラジミール・モノマーフ」】
「ウラジミール・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工されました。
同艦の建造には、2010年に解体されたプロジェクト971原潜K-480「アク-バルス」の構造物が流用されています。
K-480「アク-バルス」

[ボレイ級戦略原潜3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」建造は最終段階に入る]
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【「ウラジミール・モノマーフ」は、電力供給の受け入れ準備を行なう】
2012年4月20日
株式会社「生産連合"北方機械製造事業"」第55作業場で建造中の3隻目のプロジェクト955「ボレイ」戦略用途水中ロケット巡洋艦「ウラジミール・モノマーフ」は、高度の準備段階にある。
今後数日の間に、巡洋艦には電力供給が行なわれる。
同工場の広報部は発表した。
艦への電力供給は、艦の建造の重要な段階であり、システム及び複合体の全てを点検する必要がある。
現在、潜水艦の船体は完成し、主要ユニットは積み込まれ、動力装置、航海及び水中音響探知複合体、電力機器は設置され、ケーブル回線は敷設されている。
「セヴマシュ」の専門技術者は、1隻目及び2隻目の「ボレイ」~「ユーリー・ドルゴルーキー」と「アレクサンドル・ネフスキー」~の船体の作業で必要な経験を積み、「モノマーフ」の溶接、鍛冶作業、組み立てに取り組んでいる。
根本的に新しい潜水艦機器にも関わらず、セヴマシュ職員および請負業者の経験と協調により、以前の受注時に生じた多くの問題が回避され、新たな運用が解決されている。
セヴェロドヴィンスク造船所が直面する主な課題は、夏の間に水中艦の準備状況を増進させる為、既に形成されているアレクサンドル・ナジェージンを始めとする太平洋艦隊の乗組員団との必要な「出会い」である。
「ウラジミール・モノマーフ」の作業以外の「セヴマシュ」の仕事として、より高度化された次の艦であるプロジェクト955A「ボレイ-A」~仮名「聖ニコライ」に関するものがある。
同社は、予備パーツを用いて4番艦の船体の組み立てを開始している。
公式の起工式典は2012年3月末が予定されていたが、少なくとも2ヶ月延期された。

この記事によると、「ウラジミール・モノマーフ」の乗組員は太平洋艦隊から集められたようです。
2010年に太平洋艦隊のプロジェクト667BDR(NATOコード名「デルタIII」)戦略原潜2隻が除籍されたので、これらの艦の乗組員が転属したのでしょうか。
ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より。
【K-506「ゼレノグラード」】:2010年7月にロシア海軍の戦闘編制より除籍。
【K-211「ペトロパブロフスク・カムチャツキー」】:2010年11月19日にロシア海軍の戦闘編制より除籍。
【プロジェクト955「ウラジミール・モノマーフ」】
「ウラジミール・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工されました。
同艦の建造には、2010年に解体されたプロジェクト971原潜K-480「アク-バルス」の構造物が流用されています。
K-480「アク-バルス」

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