ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で砲撃訓練を行なった

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月21日12時39分配信
【ロシア連邦と中華人民共和国の艦は地中海の演習で射撃に取り掛かった】
モスクワ、5月21日-ロシア通信社ノーボスチ
木曜日、ロシアと中国の戦闘艦は地中海演習において砲射撃を開始し、更には、水中目標へ爆弾を投射し、演習はクライマックスに達した。
ロシア連邦国防省下の海軍広報サービス・情報管理部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。
「地中海東部でのロシア・中国海軍演習『海洋協同-2015』活動段階実施の枠組において、連合グループは模擬海上目標(海上盾、模擬浮遊機雷)への実地砲射撃、電波電子戦複合体の実地投射、更には、模擬水中目標への深海爆弾投射が行なわれました」
ディガロは伝えた。
彼によると、「これらの任務の遂行は、演習活動段階のクライマックスとなりました」
木曜日夕方、ジヴノモルスコエの演習合同指揮本部で演習の終了式典が開催される。
これに先立ち、戦闘演習の分析が行なわれる。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」]
2015年5月11日~21日、地中海でロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」が実施されます。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」は2015年5月中旬に地中海で実施される]
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』は2015年5月11日-21日に地中海で実施される]
この演習には双方合わせて9隻の艦船が参加し、中国海軍からは、第19次海賊対処部隊としてアデン湾へ派遣されていた054A型フリゲート「臨沂」(547)、「濰坊」(550)、903型総合補給艦「微山湖」(887)の3隻が参加します。
(つまり、ロシア海軍からは6隻が参加)
フリゲート「臨沂」と「濰坊」は、5月4日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、5月8日にはノヴォロシースクへ入港しました。
(補給艦「微山湖」は地中海東部で待機)
[中国海軍のフリゲートはロシア海軍基地ノヴォロシースクを公式訪問した]
ノヴォロシースクには、「海洋協同-2015」の合同司令部が設置されています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」合同司令部はロシア海軍基地ノヴォロシースクへ設置された]
大祖国戦争勝利70周年記念日である5月9日、ノヴォロシースク海軍基地でも記念式典が開催され、中国海軍の将兵も参加しました。
[中国海軍フリゲート乗員はロシア海軍基地ノヴォロシースクで大祖国戦争勝利70周年記念式典に参加した]
5月11日、「海洋協同-2015」の開始式典がノヴォロシースク海軍基地の合同演習本部で開催されました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」開始式典が開催された]
5月12日夕方、ノヴォロシースクからロシア海軍と中国海軍の演習参加艦が出航しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」に参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はノヴォロシースクを抜錨する]
ノヴォロシースクを出航した3隻は、5月14日に黒海と地中海を結ぶボスポラス・ダータネルス海峡を通過します。
[ロシア・中国海軍連合部隊は5月14日にボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]
5月14日、ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」も、「海洋協同-2015」へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加する為に抜錨した]
「モスクワ」は、合同演習へ参加するロシア・中国連合艦隊の総旗艦を務めます。
5月14日午後から翌15日に掛け、演習参加艦はボスポラス・ダータネルス海峡へ入りました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]
5月17日、演習参加艦は地中海東部に集結し、ロシア・中国連合艦隊が形成されました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦は地中海東部へ集結した]
5月18日、地中海東部で演習の実地段階が始まりました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』の実地段階は地中海東部で始まった]
5月18日夜、ロシア・中国連合艦隊は「4つの戦術艦グループ」に分かれ、夜間訓練を行ないました。
[ロシア海軍と中国海軍の艦船は地中海東部で夜間訓練を行なった]
5月19日の日中には、大型揚陸艦2隻と支援船2隻(海洋曳船と補給艦)を護衛する船に見立てて船団護衛訓練が行われました。
19日夜から20日未明に掛けては、発光信号のみを使った(つまり無線類は一切使わない)夜間航行訓練が行われました。
[ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で船団護衛訓練を行なった]
5月20日には、海賊に乗っ取られた船を解放する訓練が行われました。
[ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で海賊対処訓練を行なった]
そして演習最終日の5月21日、実弾射撃訓練が実施されました。
合同演習『海洋協同-2015』に参加するロシア・中国連合艦隊は、以下の4群に分かれて行動しています。
第1群:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「濰坊」、エアクッションロケット艦「サムーム」
第2群:フリゲート「臨沂」、警備艦「ラードヌイ」
第3群:大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「アレクサンドル・シャバリン」
第4群:海洋曳船MB-31、総合補給艦「微山湖」
- 関連記事
スポンサーサイト