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ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した

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『タス通信』より
2015年5月22日13時48分配信
【潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は深海試験の為に北方艦隊へ到着した】
モスクワ、5月22日/タス通信

ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は深海試験の為に北方艦隊へ到着した。
金曜日、タス通信北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。

「本日(5月22日)、プロジェクト636.3の2番艦-ディーゼルエレクトリック潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは、更なる試験プログラム遂行の為、北方艦隊のコラ異種戦力小艦隊の主要基地へ到着しました。
近い内に潜水艦の乗組員は、深海を含むバレンツ海エリアにおいて一連の複合試験への取り組みへ着手します」
セルガ
は話した。

彼によると、バルト艦隊から北方艦隊への「ロストフ・ナ・ドヌー」の移動は約2週間に渡った。

潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は、6隻のプロジェクト636(ワルシャワンカ)潜水艦シリーズの2隻目であり、黒海艦隊の為に意図されている。
同艦は2014年12月30日に海軍へ引き渡された。
同プロジェクト潜水艦のトップ「ノヴォロシースク」は、以前に北方艦隊への移動を行なっている。

このシリーズの潜水艦中央設計局「ルビーン」で設計され、「アドミラルティ造船所」で建造された。
その特徴は、小さなサイズと低水準の騒音、強力な魚雷及び魚雷ロケット兵装との組み合わせにある。
これらの潜水艦は、水中艦及び水上艦へ対抗でき、海軍基地、沿岸沖、海上交通線の保護のために意図されている。


[プロジェクト06363潜水艦]

ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の2番艦B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2011年11月21日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工されました。
[改キロ級潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」起工]

それから約3年後の2014年6月26日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは進水した]

8月下旬、係留試験が開始されました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは係留試験を開始した]

その後、10月21日から工場航行試験が始まりました。
『ruspodplav』より
2014年11月2日23時44分配信
【「ロストフ・ナ・ドヌー」はサンクトペテルブルクへ戻ってきた】

ロシア海軍広報部は、「ロストフ・ナ・ドヌー」が2014年末までにロシア海軍へ引き渡されると発表しました。
[最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは2014年末までにロシア海軍へ引き渡される]

12月23日には国家受領試験が終わりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月23日13時26分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は国家試験から戻った】

その後、12月27日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、12月30日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊第4独立潜水艦旅団へ編入されました。
[潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはロシア海軍へ就役した]


就役した「ロストフ・ナ・ドヌー」は、まずバレンツ海へ移動して深海試験を行ない、その後に配備先の黒海艦隊基地-ノヴォロシースク海軍基地へ回航されます。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験を行なう為にバレンツ海へ移動する]

2015年4月17日、「ロストフ・ナ・ドヌー」クロンシュタットを抜錨しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットを去り、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ向かった]

そして5月22日、深海試験を行なう為、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。

この間、約1ヶ月になりますが、クロンシュタットを抜錨して真っ直ぐにポリャールヌイへ向かったわけでは無く、5月初頭までバルト海に滞在し、バルチースク基地へ立ち寄ってからポリャールヌイへ向けて出航したようです。
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ロシア海軍プロジェクト06363潜水艦は、魚雷発射管から発射できる有翼ミサイル「カリブル」を装備します。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
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