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ロシア海軍の為のプロジェクト11356Rフリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製ガスタービンを装備する

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『タス通信』より
2015年5月23日16時59分配信
【統合造船業営団:建造中のプロジェクト11356フリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製エンジンを装備する】
カリーニングラード、5月23日/タス通信特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ

ロシア海軍の為にカリーニングラード沿バルト造船工場「ヤンターリ」で建造されているプロジェクト11356フリゲートは、ウクライナ製の代わりにロシア製エンジンを装備する。
統合造船業営団第1副総裁イーゴリ・ポノマリョフは、カリーニングラードにおいてタス通信の質問に答え、こう述べた。

「良く知られている状況ですが、輸入供給品に関連する問題が発生しております。
特に、6隻のプロジェクト11356フリゲートシリーズの内の第2バッチ3隻の為のウクライナの製造者からの主要動力装置に関して」
ポノマリョフ
は話した。

これは、カリーニングラード工場で建造されている「アドミラル」シリーズと呼ばれる黒海艦隊の為の艦についての話である。
フリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」工場航行試験を実施中であり、2隻目の「アドミラル・エッセン」はアクティブな建造段階に在り、工場は今年中に納入しなければならない。
次の3隻(このシリーズの6隻目は未だ起工されていない)の建造時期は、ロシア艦の為のウクライナ企業からのエンジン供給が挫折したが故に調整されるかもしれない。

現在の状況から抜け出す為の結論は、統合造船業営団第1副総裁によると、科学生産合同「サトルゥン」エンジンを製造する事である。
「全ては、同様なタイプの主要動力装置のサトゥルンでの製造の進捗により決まります」
ポノマリョフ
は指摘した。
彼によると、統合造船業営団は、こう考える。
「これらの艦は、ロシアの製造者から受け取られるエンジンを待って完成させる必要が有ります」
ポノマリョフは、この問題は「十分な量の」議論が進められており、このシリーズの艦の「ヤンターリ」での建造を中止あるいは一時停止するという決定を国防省は採択しない事を強調した。

ポノマリョフは付け加えた。
「ヤンターリ工場の将来は明るいものであり、昨年には400名以上が採用されたのみであり、建造の縮小あるいは人々の解雇は、営団や工場の計画には含まれておりません」
「インド海軍向けを含め、プロジェクト11356艦の建造により蓄積された全ての建造潜在力は保持されております。
更には、海洋状況調査船ヤンターリの建造により得られた経験も」

彼は話した。

統合造船業営団第1副総裁は、営団が国防省と共にカリーニングラード工場での揚陸艦シリーズの建造を拡大する問題について検討中であることを指摘した。
統合造船業営団は、現在、ロソボロネクスポルトが交渉を進めているインド海軍の為の新たなシリーズのフリゲートの建造へ「ヤンターリ」工場が参加する可能性を排除しない。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、この内の2隻が進水し、1番艦は洋上試験中です。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]
[建造進むロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト11356R(2015年4月4日)]

プロジェクト11356Rフリゲートの主機であるガスタービン集合体M7N1(ブースト用ガスタービンDT-59と巡航用ガスタービンDS-71から成るユニット)は、ウクライナ「ゾーリャ・マシプロイェクト」社で組み立てられ、ロシアへ供給されていましたが、ウクライナ危機により、供給は途絶えてしまいました。
M7N1は、プロジェクト11356Rの1番艦~3番艦(「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」)までの分は供給されましたが、4番艦以降のエンジンは供給されていません。

この為、4番艦以降には、ロシア国内で製造されるエンジンが載せられる事になります。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]

なお、記事の末尾で「ヤンターリ工場での揚陸艦の建造の拡大を検討中」と書かれていますが、これは、プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)を指しています。
[新型揚陸艦イワン・グレン]
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