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艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kはミストラル級ヘリ空母が無くてもロシア海軍で運用される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月25日10時53分配信
【設計主任:Ka-52Kは「ミストラル」が無くても海軍で運用される】
モスクワ、5月25日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦「ミストラル」型ヘリコプター空母の為に開発したヘリコプターKa-52K(艦載機)は、海軍での運用法を見出している。
月曜日、「カモフ」のヘリコプターマーケティング担当設計主任でロシア英雄セルゲイ・ミヘーエフロシア通信社ノーボスチへ表明した。

以前、ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、セルゲイ・ミヘーエフは、ヘリコプターKa-52Kは16機程度は製造されなければならないと述べた。

「この状況(「ミストラル」の供給契約)は、故意あるいは無意識に導かれており、海軍へ、自身の素敵な居場所を見出したもう1つの特殊用途ヘリコプターが登場する事になります。
私共は当惑などしておりません-ミストラルが来るか、或いは来ないのかは、我々にとっては問題ではありません」
ミヘーエフ
は話した。

「カモフ」設計主任は、艦載ヴァージョンKa-52の搭載システムの主な特徴について説明した。
ヘリコプターのローターの折り畳みは、軍艦「ミストラル」型の格納庫への適合を可能とする。
「もしもミストラルが無くとも、このヘリコプターは、他のあらゆるロシア海軍の艦での運用法を見出しております」
ミヘーエフ
は指摘した。

2隻のヘリコプター空母の供給契約は2011年にフランスDCNS社ロソボロネクスポルト(ロシア兵器輸出公社)との間で締結された。
契約額は12億ユーロである。
1番艦「ウラジオストク」は2014年に、2隻目の「セヴァストーポリ」は2015年にロシアへ向かわなければならなかった。
次に、DCNS(「統合造船業営団」のフランス版)は、アメリカ合衆国の制裁は、「ミストラル」の建造と引き渡しを妨げる事は出来ないと主張した。

ヘリコプターKa-52「アリガートル」は、打撃ヘリコプターKa-50「チョールナヤ・アクラ」の改良型である。
それは、様々な施設、移動あるいは固定地上目標の検出と認識、敵の装甲車両、ヘリコプター及び低空飛行する低速航空機の破壊の為に意図されている。


[艦上攻撃ヘリコプターKa-52K]

艦載ヘリコプターKa-52K(空軍のKa-52の艦載機型)の試作1号機は、2015年3月7日に沿海地方で初飛行しました。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kの試作1号機が初飛行した]

Ka-52Kは、元々はロシアフランスへ発注した2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の搭載機として開発されたのですが、フランスウクライナ情勢に関連して艦の引き渡しを凍結しました。
現在は、「ミストラル」級の引き渡しを取り止め、ロシアへの代金返却及び補償の方向で話が進められています。
[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]

しかし、「ミストラル」級の動向とは関係なしにKa-52Kの開発は続行されています。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kの開発と生産は続行される]

Ka-52Kは、他の艦か、或いは陸上基地へ配備されることになります。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリKa-52Kはミストラル級ヘリ空母以外の艦に搭載されるかもしれない]

ロシア海軍Ka-52Kは、対艦ミサイルKh-35(ウラン)及び対レーダー/対艦ミサイルKh-31の運用能力が付与される事になるようです。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kは対艦ミサイルの運用能力を付与される]
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