ロシア海軍太平洋艦隊の戦略原潜リャザンと攻撃原潜クズバスは2015年末までに復帰する
- カテゴリ:ロシアの潜水艦

『インタファクス』より
2015年5月27日6時06分配信
【国防省は原子力潜水艦「クズバス」と「リャザン」の復帰時期について話した】
モスクワ、5月27日、インタファクス-ロシア
太平洋艦隊潜水艦部隊は、今年末に2隻の修復された原子力潜水艦を受け取る。
ロシア国防省下の海軍広報サービス・情報管理部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。
「2015年末までに、公開株式会社・極東工場ズヴェズダーで技術的準備状態の回復及び修理を終えたプロジェクト971U原子力多目的潜水艦クズバスと、プロジェクト667BDR原子力ロケット潜水艦リャザンが太平洋艦隊潜水艦部隊へ復帰します」
ディガロは話した。
彼によると、これらの潜水艦の修理は、スケジュールに沿って、なおかつ海軍総司令部の制御下で続けられている。
「潜水艦の修理作業完了後、必要な全ての複合試験が実施され、2015年末には常時駐留場所への移動を行ないます」
国防省の代理人は伝えた。
彼は、必要な水準の技術的準備状態の維持、更には、現用プロジェクトの戦略潜水艦及び多目的潜水艦の近代化、それと並行する新世代潜水艦の設計と建造は、艦隊の水中部門の発展の方向に関する海軍総司令部の指針の1つである事を指摘した。
「この方針は、潜水艦部隊の打撃力の定価及びポテンシャルの低下を完全に排除します。
国家防衛発注下における水中及び水上分野の造船所及び艦船修理の契約の履行問題は、日々海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将の制御下に在ります」
ディガロは付け加えた。
以前に造船業界の情報提供者が述べた事から引用すると、原子力水中ロケット艦K-150「トムスク」、K-419「クズバス」、K-331「マガダン」、そしてK-44「リャザン」は、極東工場「ズヴェズダー」での修理と近代化を経た後、11月末に太平洋艦隊潜水艦部隊へ復帰する。
太平洋艦隊所属のプロジェクト667BDR戦略用途原子力水中巡洋艦K-44「リャザン」は、2011年に沿海地方ボリショイ・カーメニの「ズヴェズダー」工場へ回航され、現在修理中です。
[ロシア海軍太平洋艦隊のデルタIII級戦略原潜リャザンのドック修理が始まった]

同じく太平洋艦隊所属のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦K-419「クズバス」は、2007年に「ズヴェズダー」工場へ回航され、2009年から修理が開始されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇の動向]

今回、ロシア海軍広報部長イーゴリ・ディガロ氏は、この2隻が今年末までに修理を終えて艦隊へ復帰すると発表しました。
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