ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは洋上試験を続ける


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月28日18時14分配信
【フリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は海へ出た後、初めての射撃を実施した】
プロジェクト11356フリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、工場航行試験を継続する為にバルト海へ出た後、初めての射撃を実施した。
8月には、同艦は黒海艦隊へ引き渡されなければならない。
沿バルト造船工場「ヤンターリ」の代理人セルゲイ・ミハイロフが『海軍産業』(フロートプロム)へ話したように、同艦は木曜日・5月28日に海へと去り、3日後にバルチースクへ戻ってくる。
ミハイロフは、最新ロシア艦の航行試験は計画通りに進められている事を指摘した。
「アドミラル・グリゴロヴィチ」の最近の海洋への出航中、初の主砲及び高角砲AK-630Mの射撃が成功裏に実施された。
更に、艦の乗組員は納入チームと合同で内部システムの点検を完了した。
現在、主要動力装置及び航法システムの試験が続けられている。
[『海軍産業』参考資料]
プロジェクト11356遠海ゾーン多目的フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、沿バルト造船工場「ヤンターリ」の造船台で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水した。
同プロジェクトは、公開株式会社「北方計画設計局」で設計された。
現時点においては、このシリーズの6隻の艦の内の5隻が起工されており、同プロジェクトの2番艦-「アドミラル・エッセン」は2014年11月7日に進水している。
艦は海軍への引き渡し後、黒海艦隊へ向かわなければならない。
「アドミラル・グリゴロヴィチ」の工場航行試験は4月8日に始まった。
これまでの艦の海洋への出航では如何なる機器の動作にも誤作動は記録されていない。
2014年8月、フリゲートは海軍へ引き渡されなければならない。
[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]
プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]
その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】
12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】
そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」の浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]
消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。
4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]
そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]
2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]
5月16日から3回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する]
この3回目の洋上試験中、初めて「アドミラル・グリゴロヴィチ」の砲兵装~A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲と、AK-630M 30mmガトリング砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]
そして5月28日、4回目の洋上試験へ出発しました。
「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、今年(2015年)8月にロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備される予定です。
[新型警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは2015年8月にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年夏以降に黒海艦隊へ配備される]
プロジェクト11356Rの2番艦以降も建造が進んでいます。
これらの同型艦も、全て黒海艦隊へ配備され、クリミア半島のセヴァストーポリへ駐留します。
[建造進むロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト11356R(2015年4月4日)]
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