新型哨戒艦ワシーリー・ブイコフは2016年末までにロシア海軍へ引き渡される
- カテゴリ:プロジェクト22160哨戒艦

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月30日13時13分配信
【海軍:哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」は2016年に海軍へ加入する】
モスクワ、5月30日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア海軍が海賊との戦闘を意図している6隻の新たな哨戒艦-同プロジェクト艦のトップ「ワシーリー・ブイコフ」は2016年末までに海軍へ受領される。
土曜日、ラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送中にロシア連邦海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ1等海佐は表明した。
「パトロール艦は、正に、今日の海軍にとって革新的であります。
我々は、現状を分析しており、このような艦はミサイル兵装を搭載する必要は無く、世界の大洋の様々な海域において聖アンドレイ旗を示すものである事を理解しております。
当然ながら、この艦は、アフリカの角海域で海賊と戦う為に設計されています。
私共は、このクラスの6隻の艦を設計しており、トップ艦ワシーリー・ブイコフは2016年末になるでしょう(受領されるでしょう)」
彼は話した。
トリャピチニコフは、哨戒艦の兵装は大口径及び小口径の砲複合体、更には高速艇とヘリコプターになると説明した。
プロジェクト22160哨戒艦の1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は2014年2月26日に起工されました。
[ロシア海軍の新型哨戒艦(モジュール艦)ワシーリー・ブイコフが起工された]
設計はサンクトペテルブルクの「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】
建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国のゼレノドリスク造船所です。

【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】
プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。
現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。
2014年7月25日には2番艦「ドミトリー・ロガチョフ」が起工されています。
現在の所、プロジェクト22160哨戒艦は6隻の建造が予定されています。
12隻建造するという情報も有りますが、今回のロシア海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・アレクサンドロヴィチ・トリャピチニコフ氏の発言を見る限り、6隻のままです。

そして今回、「ワシーリー・ブイコフ」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される事が明らかにされました。
プロジェクト22160哨戒艦は黒海艦隊への配備が予定されています。
- 関連記事
-
- ロシア海軍の為のプロジェクト22160哨戒艦は巡航ミサイル"カリブル"を装備する
- ロシア海軍黒海艦隊は2017年までに6隻の新型哨戒艦を受領する
- 新型哨戒艦ワシーリー・ブイコフは2016年末までにロシア海軍へ引き渡される
- ロシア海軍はプロジェクト22160哨戒艦の建造隻数を12隻に増やす
- ロシア海軍の新型哨戒艦(モジュール艦)ワシーリー・ブイコフが起工された
スポンサーサイト