近代化されたロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスは2015年9月に復帰する
- カテゴリ:プロジェクト877潜水艦(キロ級)

『タス通信』より
2015年6月3日11時54分配信
【「ズヴェズドーチカ」は近代化された潜水艦「ウラジカフカス」を9月に海軍へ引き渡す】
アルハンゲリスク、6月3日/タス通信特派員ウラジーミル・アヌフリエフ
ロシア海軍は9月に近代化されたディーゼルエレクトリック潜水艦「ウラジカフカス」を受領する。
6月3日、タス通信特派員は艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」広報サービスより伝えられた。
「8月に艦は航行試験を行なう為、7年ぶりに海へ出ることになるでしょう。
国家契約による潜水艦の納入時期は2015年11月に設定されていますが、造船所ズヴェズドーチカといたしましては、9月には潜水艦を海軍の戦闘編制へ復帰させる所存でございます」
同社は指摘した。
以前、工場は、7月最終日曜日に迎える海軍の日に「ウラジカフカス」を軍へ引き渡す事を計画していた。
時期が延びた理由について「ズヴェズドーチカ」はコメントしなかった。
原子力潜水艦の修理と近代化を専門としてきた「ズヴェズドーチカ」にとって、「ウラジカフカス」は、この10年間でロシア海軍の為に更新される2隻目のディーゼルエレクトリック潜水艦となる。
2013年、「ズヴェズドーチカ」は、就役期間を10年間延長した同型艦「カルーガ」を海軍へ引き渡した。
「ウラジカフカス」は、プロジェクト877「パルトゥース」(NATO分類「キロ」)により建造された。
公開情報によると、同艦は1990年に(海軍の)一員として加わった。
2008年、潜水艦は修理のために「ズヴェズドーチカ」へ到着した。
北方艦隊所属のプロジェクト877潜水艦5隻は、2020年までに近代化改装を行なって寿命を10年延長します。
[北方艦隊のキロ級潜水艦5隻は2020年までに修理される]
その1隻目となるB-800「カルーガ」は、2013年7月初頭に近代化改装を終えて艦隊へ復帰しました。
[北方艦隊のキロ級潜水艦カルーガは最終航海試験を終えて艦隊へ復帰する]
近代化改装2隻目となるB-459「ウラジカフカス」(1990年9月24日就役)は、2008年11月に「ズヴェズドーチカ」へ到着しましたが、実際に工事が始まったのは2011年でした。

2014年9月20日にはドックを出て再進水しました。

2015年4月13日、「ズヴェズドーチカ」岸壁で係留試験が開始されました。

[近代化改装されたロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスの係留試験が始まった]
「ウラジカフカス」は、今年末にロシア海軍へ復帰する予定ですが、「ズヴェズドーチカ」は、9月中にロシア海軍へ引き渡したい意向のようです。
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