ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクはセヴェロドヴィンスク市へ到着した

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年6月8日16時20分配信
【原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスクは技術的作業を実施する為にセヴマシュへ到着した】
多目的原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は、6月6日・土曜日の朝、「セヴマシュ」工場で技術的修繕を実施する為、セヴェロドヴィンスク市へ到着した。
『海軍産業』(フロートプロム)は北方艦隊の情報提供者より伝えられた。
彼は、計画された作業は、修理には関連していない事を指摘した。
計画によると、「セヴェロドヴィンスク」は4月に「セヴマシュ」で改修を実施する事になっていた。
しかし、その後、『海軍産業』によると、潜水艦は「セヴマシュ」へ来なかった。
[『海軍産業』参考資料]
「セヴェロドヴィンスク」は原子力潜水艦プロジェクト885「ヤーセン」のトップである。
同艦は1993年に「セヴマシュ」で起工され、2010年に進水した。
2013年12月には試験運用の為に採用され、2014年6月17日にロシア海軍の一員となった。
ロシア連邦の海軍ドクトリンによると、将来、プロジェクト「ヤーセン」潜水艦は、ロシアの多目的原子力潜水艦の基礎とならなければならない。
6隻の「ヤーセン」の建造が計画されている。
[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]
1993年12月21日に「セヴマシュ」で起工され、2010年6月15日に進水したプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中ロケット巡洋艦の1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は、2013年12月30日、受領-引渡証書への署名(ロシア連邦海軍への納入)が行なわれました。
[新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクはロシア海軍へ納入された]
2014年6月17日、ロシア海軍旗初掲揚式典が開催され、北方艦隊潜水艦部隊・第11対空母原潜師団へ編入され、正式にロシア海軍へ就役しました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは最新の原子炉セキュリティシステムを有する]
その後も白海で各種試験が実施され、2014年9月、常駐基地となるザオゼルスク(ザーパドナヤ・リツァ)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクは駐留基地ザオゼルスク(ザーパドナヤ・リツァ)へ向かった]
11月10日、ザーパドナヤ・リツァで浮上救助室の動作試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクは救助カプセルの動作試験を行なった]
その後の動向は明らかにされる事はありませんでしたが、2015年5月9日の大祖国戦争勝利70周年記念日には、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク沖の観艦式へ参加しました。
そして2015年6月6日、セヴェロドヴィンスク市へ到着しました。
『オレグ・クルショフ氏のブログ』より
2015年6月8日15時03分配信
【原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は「セヴマシュ」へ到着した】
セヴェロドヴィンスク市に到着した原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」の写真です。
今回、「セヴェロドヴィンスク」は、艦の修理では無く、何らかの新型機器を搭載する為にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」へ回航されたようです。
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