ロシア海軍第5世代多用途原子力潜水艦の開発作業は進行中である

『タス通信』より
2015年6月16日9時58分配信
【「マラヒート」は第5世代原子力潜水艦プロジェクトに従事している】
「愛国者」公園/モスクワ州/ 6月16日/タス通信
サンクトペテルブルク機械製造局「マラヒート」は、既に第5世代原子力潜水艦プロジェクトの作成に従事している。
タス通信は、同社の総取締役ウラジーミル・ドロフェーエフより伝えられた。
「第5世代の作業は既に進行中であります。
プロジェクトは、原子力潜水艦"ヤーセン"シリーズの建造が実行された後に現実化します」
対談者は話した。
彼は、新たな艦は『2050年までの軍事造船プログラム』により承認された期間内に建造されると述べた。
3月、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフは、海軍が既に第5世代原子力潜水艦の開発を防衛産業へ指示していると記者団へ表明した。
更に、7隻の原子力潜水艦「ヤーセン」型の生産は、2023年以降に完了する事が伝えられた。
「国家軍備プログラムによると、7隻の潜水艦のシリーズは、2023年以降に現実化します」
ドロフェーエフは話した。
今回の記事に登場するウラジーミル・ドロフェーエフ氏がトップを務める「マラヒート」設計局は、主にソ連/ロシア海軍の魚雷攻撃原潜(多用途原潜)を設計してきました。
第1世代:プロジェクト627/627A(ノヴェンバー級)


第2世代:プロジェクト671/671RT/671RTM(ヴィクターI/II/III級)


第3世代:プロジェクト971(アクラ級)

第4世代:プロジェクト885(ヤーセン級)

[新世代多用途原潜ヤーセン級]
第4世代多用途原潜プロジェクト885「ヤーセン」シリーズは現在建造中ですが、既に「マラヒート」は、「ヤーセン」級の後の第5世代多用途原子力潜水艦の設計作業に取り掛かっています。
[第5世代多用途潜水艦はステルス性を重視する]
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は複殻式船体となり、排水量は12000トン以下になるだろう]
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は水中無人機を搭載する]
これまでは2020年までに7隻の調達が計画されていた「ヤーセン」級ですが、今回、ドロフェーエフ氏は、「ヤーセン」級の建造が完了するのは2023年以降になる事を明らかにしました。

「ヤーセン」級が7隻揃った後、第5世代多用途原子力潜水艦の建造が開始される事になるようです。
今回、ドロフェーエフ氏は第5世代多用途原潜の建造開始時期については明言していませんが、おおよそは2025年頃になるでしょう。
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