ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは7月に大西洋で長距離巡航ミサイルを発射する


『インタファクス-軍事ニュース出張所』より
2015年6月24日11時44分19秒配信
【ロケット巡洋艦「モスクワ」は大西洋でミサイル複合体「ヴルカーン」発射を実行する-情報筋】
セヴァストーポリ、6月24日、インタファクス-AVN
ロシア連邦黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、7月に北大西洋で対艦ミサイル複合体P-1000「ヴルカーン」発射を実行する。
『インタファクス-AVN』は黒海艦隊本部より伝えられた。
「巡洋艦モスクワは、7月後半に大西洋で対艦ミサイル複合体ヴルカーンの発射を実行します」
対談者は話した。
黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐が『インタファクス-AVN』へ伝えたように、水曜日、ロケット巡洋艦「モスクワ」率いる黒海艦隊艦船支隊は、戦闘演習任務を遂行する為に大西洋へ入った。
「朝、ロケット巡洋艦モスクワに率いられ、警備艦プイトリーヴイ、救助曳船シャフテル、給油船イワン・ブブノフで構成される艦船支隊はジブラルタルを渡り、北大西洋へ出ました」
V.トルハチェフは話した。
彼によると、艦船支隊は、全ての種類の防衛に関する一連の艦内演習へ取り組む。
以前、巡洋艦「モスクワ」は主要打撃複合体を置き換えた。
元から設置されていた射程距離500kmの対艦ミサイル「バザーリト」に替わり、巡洋艦は700kmの最大射程を有する複合体P-1000「ヴルカーン」を受け取った。
ミサイルP-1000「ヴルカーン」は、成功したP-500「バザーリト」の発展型として開発された。
それ(バザーリト)は、古いミサイルP-35の発展型だった。
ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2014年9月6日から翌2015年1月18日まで遠距離航海を実施し、太平洋中部まで行きました。
[ロケット巡洋艦モスクワ遠距離航海(2014年9月-2015年1月)]
2015年4月初頭からセヴァストーポリの浮きドックで整備を行ないました。
2015年5月中旬には地中海東部で中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]
6月1日に再びセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]
その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]
6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]
「モスクワ」は、2013年夏にも大西洋遠征を行なっています。
[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月-9月)]
この時にも打撃有翼ミサイル「ヴルカーン」を発射しています。
[ロケット巡洋艦モスクワは大西洋で有翼ミサイル「ヴルカーン」を発射した]
今回の大西洋遠征でも「ヴルカーン」を発射する事になるようです。
[長距離対艦ミサイル複合体バザリト/ヴルカン]
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