ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2015年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する
- カテゴリ:ロケット巡洋艦スラヴァ型

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年6月27日14時33分配信
【海軍総司令官:ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の修理は2015年に完了しなければならない】
モスクワ、6月27日-ロシア通信社ノーボスチ
海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将はセヴェロドヴィンスクへの出張旅行中に艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」を訪れ、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の修理を今年に完了するように指示した。
ロシア連邦国防省下の海軍広報サービス・情報管理部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。
「チルコフは、同社及び下請業者を前にして、ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフの修理を今年2015年に完了させ、駐留場所であるセヴェロモルスクへの移動準備を確実なものとするという課題を設定しました」
声明では、こう述べられた。
更に総司令官は、プロジェクト971原子力潜水艦の修理・近代化作業を視察し、既に90パーセント以上の進捗状態に在る海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」の建造の活性化の問題についての報告を同社管理部から聞いた。
「スラヴァ」級ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、2011年6月、オーバーホールの為にセヴェロドヴィンスク市の「ズヴェズドーチカ」工場へ到着しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2011年6月30日14時25分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は修理と近代化の為にセヴェロドヴィンスクへ到着した】
2012年10月末、ドックへ入渠しました。
[スラヴァ型ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはドック入りした]
2013年6月20日、進水式典が行なわれました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは進水する]
その後、レーダーなどを換装する近代化改装工事が始まりました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装される]
既に「マルシャル・ウスチーノフ」には、MR-600「ヴォスホード」に代わり、大型3次元レーダーMR-650「ポドベレゾヴィク」が装備されています。
[大型3次元レーダー「ポドベレゾヴィク」]
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年3月18日16時51分配信
【「マルシャル・ウスチーノフ」は近代化されたレーダーを受け取った 】
「ポドベレゾヴィク」の他に、艦橋頭頂部のレーダーも「フレガート-M2M」に換装されます。
「マルシャル・ウスチーノフ」は、2015年末までにロシア海軍へ復帰する予定となっております。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2015年末にロシア海軍へ復帰する]
「マルシャル・ウスチーノフ」は2015年夏に係留試験を開始します。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2015年夏から試験を開始する]
そして今回、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は「ズヴェズドーチカ」を視察し、「マルシャル・ウスチーノフ」の近代化改装を今年中に終わらせるように改めて指示しました。
なお、今回のロシア海軍広報部発表では、近代化改装を終えた「マルシャル・ウスチーノフ」はセヴェロモルスクへ移動すると言っているので、同艦は近代化完了後も引き続き北方艦隊に留まるようです。
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