ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級の為のカムチャツカのインフラは2015年10月までに完成する
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2012-2015年)


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月1日13時41分配信
【海軍:原子力潜水艦「ボレイ」の為のカムチャツカのインフラストラクチュアは10月までに作成される】
サンクトペテルブルク、7月1日-ロシア通信社ノーボスチ
カムチャツカへの戦略原子力潜水艦「ボレイ」駐留の為のインフラストラクチュアは、2015年10月には用意されている。
水曜日、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は発表した。
「カムチャツカのボレイ型戦略潜水艦の為の駐留システムは、スケジュールに沿って開発されています。
作業は今年10月1日までには完了します」
チルコフは話した。
彼によると、インフラストラクチャにより提供されるものには、潜水艦乗員のレクリエーション基盤、医療施設、倉庫などが含まれる。
10月1日には、ミサイルを積載する為の最新のクレーンが作動する事を海軍総司令官は指摘した。
2020年までにロシア海軍の戦闘編制へ8隻の「ボレイ」級原子力潜水艦が加わらなければならない。
3隻が完成し、3隻が建造段階に在り、2隻は2015年末までに起工されなければならない。
「ボレイ」はロシア海洋核戦力の基礎として意図されている。
現在、ロシア海軍には最新鋭戦略原潜「ボレイ」級3隻が在籍し、3隻が建造中です。
[ロシア海軍の最新戦略原潜ボレイ級は2050年まで現役に留まる]
在籍する3隻の内、2隻は書類上は太平洋艦隊に所属していますが、現在は未だ北方艦隊の原潜基地に「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なっています。
今年には、「アレクサンドル・ネフスキー」がカムチャツカへ回航され、その後に「ブラヴァー」発射が計画されています。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは2015年9月末にオホーツク海から弾道ミサイルを発射する]
当初は、「アレクサンドル・ネフスキー」と同様に、「ウラジーミル・モノマーフ」もカムチャツカへ回航後に「ブラヴァー」を発射する計画でした。
しかし、最近の情報によると、「ウラジーミル・モノマーフ」は、今年中にカムチャツカへ回航できる見込みは無さそうです。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフのカムチャツカ回航は2016年になる]
太平洋艦隊へ配備される「ボレイ」級は、カムチャツカ半島の原潜基地ヴィリュチンスク(ルイバチー)へ駐留する事になり、現在、その為のインフラ整備が進められています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級の為の桟橋の建設はカムチャツカで進められている]
[新世代戦略原潜ボレイ級の為のインフラ整備はカムチャツカ半島で進められている]
今回、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、ヴィリュチンスク基地のインフラ整備は今年10月1日までには完了すると述べました。
「アレクサンドル・ネフスキー」は、この頃に回航されることになるでしょう。
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