ロシア海軍黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラと赤道ギニアを訪問する

『タス通信』より
2015年7月8日13時1分配信
【情報筋:ロケット巡洋艦「モスクワ」は7月にアンゴラと赤道ギニアを訪問する】
モスクワ、7月8日/タス通信
ロケット巡洋艦「モスクワ」率いる黒海艦隊艦船支隊は、7月にルアンダ港(アンゴラ)とマラボ港(赤道ギニア)を訪問する。
本日(7月8日)、タス通信はロシア海軍総司令部の情報提供者より伝えられた。
「7月10-14日、ロシア艦はルアンダ港への業務寄港を行ない、訪問完了後、7月21-24日にはマラボ港へ行きます」
対談者は明らかにした。
「訪問の目的は、聖アンドレイ旗を示し、2国間の軍事協力の強化、水と食料と燃料を補充する事に有ります」
情報提供者は付け加えた。
また、彼によると、艦の港内滞在中に「支隊の乗組員の為の休養の機会が与えられます」
情報提供者は、アンゴラ海軍及び赤道ギニア海軍との合同演習が実施される可能性を否定しなかった。
「このような演習を実施する機会についての判断は、この地方への航海の最先任者である黒海艦隊副司令官ワレリー・クリコフ中将により下されます」
対談者は説明した。
ロシア支隊には、巡洋艦「モスクワ」の他に、警備艦「プイトリーヴイ」、救助曳船「シャフテル」、給油船「イワン・ブブノフ」が含まれている。
「モスクワ」と「イワン・ブブノフ」は6月1日にセヴァストーポリを出航し、初のロシア-エジプト海軍演習『友情の橋-2015』へ参加した。
支隊へ含まれる「プイトリーヴイ」と「シャフテル」は、地中海のロシア海軍常設連合部隊の一員として滞在していた。
ロシア艦はジブラルタルを通過後、6月24日に大西洋へ出た。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-) ]
ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2014年9月6日から翌2015年1月18日まで遠距離航海を実施し、太平洋中部まで行きました。
[ロケット巡洋艦モスクワ遠距離航海(2014年9月-2015年1月)]
2015年4月初頭からセヴァストーポリの浮きドックで整備を行ないました。
2015年5月中旬には地中海東部で中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]
6月1日に再びセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]
その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]
6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]
その後の動向は公式筋からは全く公表されていませんが、大西洋を南下しているようです。
今回の記事によると、黒海艦隊艦船支隊は7月10-14日にはアンゴラのルアンダ港、7月21-24日には赤道ギニアのマラボ港を訪問するとの事です。
ルアンダ港

マラボ港

「ロシア連邦海軍」の艦がアンゴラや赤道ギニアを訪問するのは初めてになりますが、アンゴラは東西冷戦時代には社会主義国であり、ソ連の友好国でした。
その関係で、「ソヴィエト連邦海軍」の艦がアンゴラを訪れる事は度々ありました。
赤道ギニアも東西冷戦時代にはソ連の友好国でした。
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