ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラのルアンダを訪れた


『タス通信』より
2015年7月10日13時16分配信
【ロシア連邦国防省:ロケット巡洋艦「モスクワ」は訪問の為にアンゴラへ到着した】
モスクワ、7月10日/タス通信
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」率いる黒海艦隊艦船支隊は訪問の為にアンゴラへ到着した。
タス通信は、黒海艦隊公式代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐より伝えられた。
「ロケット巡洋艦モスクワ、警備艦プイトリーヴイ、救助曳船シャフテル、給油船イワン・ブブノフで構成される黒海艦隊艦船支隊は、本日午後、ルアンダ港(アンゴラ)への業務寄港を行ないました」
彼は話した。
士官によると「港への停泊中、ロシア船員は、初代大統領アントニオ・アゴスティニョ・ネトの霊廟への献花、更にはサンミゲル要塞とアンゴラ軍博物館への訪問が予定されています」
ルアンダへ寄港する前、地中海からの航路上で戦闘艦及び給油船「イワン・ブブノフ」の乗組員は、対潜、対艦防御と対空防衛の一連の演習を実施し、航行中の補給、海賊からの民間船の保護へ取り組んだ。
「モスクワ」艦上ではヘリコプターKa-27のフライトが実施された。
「プログラムによると、アンゴラへのロシア艦の滞在は7月14日まで続き、その後、支隊は大西洋での任務遂行を継続します」
トルハチェフは説明した。
タス通信がロシア海軍総司令部の情報提供者より伝えられたように、黒海艦隊支隊はアンゴラ訪問終了後、7月21日~24日には別のアフリカの国~赤道ギニアを訪問する。
「訪問の目的は、聖アンドレイ旗を示し、2国間の軍事協力の強化、水と食料と燃料を補充する事に有ります」
彼は付け加えた。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-) ]
ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2015年6月1日にセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]
その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]
6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]
その後の動向は公式筋からは全く公表されていませんが、非公式筋から、7月10-14日にはアンゴラのルアンダ港、7月21-24日には赤道ギニアのマラボ港を訪問する事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラと赤道ギニアを訪問する]
そして7月10日、黒海艦隊艦船支隊は予定通りにアンゴラのルアンダ港へ到着しました。
ただ、黒海艦隊広報部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ氏は、黒海艦隊艦船支隊が7月14日までアンゴラに滞在する事は認めていますが、その後の具体的な予定は明らかにせず「大西洋での任務遂行を継続する」という型通りの事しか言っていません。
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