ロシアと赤道ギニアはロシア海軍艦船の寄港手続きを簡略化する協定を締結した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年7月21日6時1分配信
【ロシアと赤道ギニアは戦闘艦の寄港手続きを簡略化する政府当局間合意へ署名した】
7月20日、赤道ギニアを公式訪問中のロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将が率いるロシア連邦国防省代表団は、ロシア連邦戦闘艦の赤道ギニア共和国の港への寄港手続きを簡略化するロシア-赤道ギニア政府当局間合意へ署名した。
赤道ギニアの首都マラボ市での公式会合中、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将と赤道ギニア共和国国防相ヴィセンテ・エヤ・オロモは合意へ署名した。
この合意は、ロシアと赤道ギニアの防衛分野での関係を強化し、海軍の分野での2国間協力の活発化の為の次なるステップとなる。
海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将が率いるロシア軍事代表団の赤道ギニア共和国への訪問は7月19日から22日まで行なわれる。
7月21日、マラボ港へ親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」率いるロシア戦闘艦支隊の寄港が行なわれ、艦上で海軍総司令官と赤道ギニア共和国の幹部と会う予定である。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-) ]
ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2015年6月1日にセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]
その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]
6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]
その後の動向は公式筋からは全く公表されていませんが、非公式筋から、7月10-14日にはアンゴラのルアンダ港、7月21-24日には赤道ギニアのマラボ港を訪問する事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラと赤道ギニアを訪問する]
7月10日、黒海艦隊艦船支隊は予定通りにアンゴラのルアンダ港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラのルアンダを訪れた]
7月14日にルアンダを出航した後、大西洋上で打撃有翼ミサイル「ヴルカーン」と高射ミサイル「フォルト」の発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋上で長距離巡航ミサイルを発射した]
その後は赤道ギニアのマラボ港を訪問する予定となっておりましたが、それに先立つ7月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督が同国を訪れ、ロシア艦船の寄港手続きを簡略化する協定が締結されました。
要するに、ロシア海軍の艦船は、ほぼフリーパスで赤道ギニアの港へ入港できるようになるという事です。

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