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新型偵察艦ユーリー・イワノフは2015年7月26日にロシア海軍へ正式に就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月21日10時27分配信
【ロシア連邦海軍はアメリカ合衆国の対ミサイル防衛システムを監視する為の艦を補充する】
モスクワ、7月21日-ロシア通信社ノーボスチ

アメリカ対ミサイル防衛システムの要素を監視する為に意図されているプロジェクト18280偵察艦のトップは、「海軍の日」海軍の戦闘編制へ加入する。
火曜日、バルト艦隊広報サービス部長ウラジーミル・マトヴェーエフは発表した。

今年の「海軍の日」は7月26日である。

これに先立ち、「統合造船業営団」国家防衛発注局長アナトーリー・シレモフは、プロジェクト18280の2番艦は2016年に工場航行試験を開始するとロシア通信社ノーボスチへ伝えた。

「バルチースクでの海軍パレード中、海軍のニーズの為に建造された最新通信船で聖アンドレイ旗掲揚式典が行われます。
この時から、ユーリー・イワノフはロシア海軍の戦闘編制へ含まれ、北方艦隊で勤務を継続します」
マトヴェーエフ
は話した。

彼は、近い内に「ユーリー・イワノフ」は、カリーニングラード海峡の出口であるバルチースクで形成されるパレードの艦列へ加わると付け加えた。
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ロシア通信社ノーボスチ「統合造船業営団」から伝えられたように、艦は、海軍部隊の通信と統制を保障し、電子戦闘、電波電子偵察を行ない、更には、アメリカ対ミサイル防衛システム及び高射ミサイル複合体の監視の為に意図されている。

「ユーリー・イワノフ」プロジェクト18280のトップ艦である。
「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で2004年12月27日に起工され、2013年9月30日に進水した。
艦は中央設計局「アイスベルク」で設計された。
艦の排水量は4000トン以上、航続距離は少なくとも8000海里、乗員は120名である。


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プロジェクト18280偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2004年12月27日に起工され、2013年9月30日に進水しました。
[建造中のロシア海軍新型偵察艦ユーリー・イワノフ]
[新型偵察艦ユーリー・イワノフは2014年に就役する]
[新型偵察艦ユーリー・イワノフは進水した]

その後、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁で艤装工事が進められていましたが、これも完了し、2014年11月27日から航海試験を開始しました。
[ロシア海軍の新型偵察艦ユーリー・イワノフは航海試験を開始した]


2014年末(12月末)、ロシア海軍へ納入されました。
[新型偵察艦ユーリー・イワノフはロシア海軍へ納入された]

2015年6月23日には洋上試験の為に出航しています。


そして、「ロシア海軍の日」(7月の最終日曜日)の2015年7月26日、「ユーリー・イワノフ」バルト艦隊基地バルチースクでの海軍記念日観艦式へ参加し、その最中に聖アンドレイ旗の初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役します。
就役後は北方艦隊へ配属されます。

サンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」では、2013年11月14日に起工されたプロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」の建造も進められています。
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ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗(聖アンドレイ旗)の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入

の2段階で行なわれますが、「ユーリー・イワノフ」の場合、1は2014年12月末に実施されており、2は2015年7月26日に実施されます。
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