ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年7月26日18時21分配信
【ヴィクトール・チルコフ:ロシアは新たな大型揚陸艦を設計している】
ロシアは、艦上に10機以上のヘリコプターを搭載し、約450名の海軍歩兵を輸送できる新たな大型揚陸艦を開発している。
ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は発表した。
「新たな大型揚陸艦の開発は進められております。
それは艦上に10機以上のヘリコプターを搭載し、450-500名の海軍歩兵、大量の車輌を輸送する事が出来、航続距離は事実上無制限となります」
彼は『ロシア 24』の生放送で話した。
『タス通信』はチルコフの言葉を引用した。
「その為の準備といたしまして、我々の業界は、文書を用意し、建造の開始を準備しております」
総司令官は付け加えた。
提督によると、新たな大型揚陸艦の開発と建造は、造船プログラムにより提供される。
以前、ロシア連邦国防省が伝えたように「このような大型揚陸艦の1隻目は、2020年までの建造が計画されています」
「これは、大型揚陸艦クラスの新たなプロジェクトについての話です」
軍当局は強調した。
以前、ロシア海軍は、2020年には排水量約16000トンの新世代大型揚陸艦の1隻目の受領を計画していると表明した。
海軍の代理人は、艦の外観は既に形成されていると伝えたが、統合造船業営団は、研究についてのみの話であると指摘した。
造船所は、新たなロシアの揚陸艦の「概念設計」は存在が、このような艦の設計と建造は5年未満で出来る事を強調した。
現在、ロシア海軍向けにプロジェクト11711大型揚陸艦の建造が進められていますが、このタイプの調達は2隻で打ち切られます。
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]
ロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の建造も検討されています。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
今回、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督が話している「新たな大型揚陸艦」は、大型(25000トン以上)の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の事でしょう。
なお、チルコフ提督は、「新たな大型揚陸艦」の航続距離が「事実上無制限」になると言っています。
「航続距離が事実上無制限」というのは、通常は原子力推進の事を指しています。
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