ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ戻る

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年7月29日13時49分配信
【親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と警備艦「プイトリーヴイ」は大西洋から地中海へ戻る】
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と警備艦「プイトリーヴイ」は大西洋での任務遂行を完了し、地中海へ戻る。
黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は発表した。
数日後に艦はジブラルタル海峡へ進み、地中海エリアでの任務遂行を開始する。
8月上旬にはスペインのセウタ港を訪問し、艦は水、燃料、食料の在庫を補充する。
「大洋ゾーンへの滞在中、黒海艦隊戦闘艦支隊は、対潜、対艦、対空、移動中の艦船グループの保護といった一連の演習を実施しました」
トルハチェフは指摘した。
演習の主な要素の1つは海上戦闘であり、その中で「モスクワ」乗組員は、水上艦を模した小型標的への主要複合体のミサイル発射、空中標的への高射ミサイル複合体「フォルト」のミサイル発射、そして艦砲射撃を実施した。
また、ロケット巡洋艦の艦上では、ヘリコプターKa-27PSの訓練飛行が行なわれた。
艦船支隊は大西洋航海中にアンゴラ共和国のルアンダ港と赤道ギニア共和国のマラボ港への業務寄港を行なった。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-) ]
ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2015年6月1日にセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]
その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]
6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]
[黒海艦隊艦船支隊]
指揮官:黒海艦隊副司令官ワレリー・クリコフ中将
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「プイトリーヴイ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
救助曳船「シャフテル」
その後の動向は公式筋からは全く公表されていませんが、非公式筋から、7月10-14日にはアンゴラのルアンダ港、7月21-24日には赤道ギニアのマラボ港を訪問する事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラと赤道ギニアを訪問する]
7月10日、黒海艦隊艦船支隊は予定通りにアンゴラのルアンダ港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラのルアンダを訪れた]
7月14日にルアンダを出航した後、大西洋上で打撃有翼ミサイル「ヴルカーン」と高射ミサイル「フォルト」の発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋上で長距離巡航ミサイルを発射した]
その後は赤道ギニアのマラボ港を訪問する予定となっておりましたが、それに先立つ7月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督が同国を訪れ、ロシア艦船の寄港手続きを簡略化する協定が締結されました。
[ロシアと赤道ギニアはロシア海軍艦船の寄港手続きを簡略化する協定を締結した]
7月21日、黒海艦隊艦船支隊はマラボ港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは赤道ギニアのマラボを訪れた]
マラボ港訪問を終えた後、黒海艦隊艦船支隊はジブラルタル海峡へ向かい、地中海へ戻ります。
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