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ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島の防空任務に就いた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年8月3日10時2分配信
【北方艦隊の飛行士は北極圏コラ半島の空中境界線の警戒を開始した】

北方艦隊海洋航空隊艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、初めて甲板戦闘機Su-33戦闘機Su-27の海洋の同類機~による北極圏コラ半島の空中境界線の警戒を開始した。

空中防衛の為の戦闘当直乗員の着任式典は8月1日に開催された。
式典には、北方艦隊海洋航空隊司令官アレクサンドル・オトロシェンコ少将が出席した。

これまで甲板航空隊戦闘機飛行士は、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」艦上で、北方艦隊戦闘艦支隊の遠距離航海時の空中防衛の為の当直に就いていた。

今後、行軍期間中に艦上航空隊戦闘機航空連隊の飛行要員は、ロシア北極圏コラ領域の空中防衛体制に関わる事になる。


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ロシア海軍艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、空母「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は21機であり、この内の14機程度が稼働状態に在ります。
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2015年7月中旬、第279艦上戦闘機航空連隊の3機戦闘機Su-33と3機の練習機Su-25UTGは、航空連隊へ新たに着任した新人パイロットの訓練の為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ進出しています。
訓練は数週間に渡ります。
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一方、セヴェロモルスク-3飛行場に残留している10機以上のSu-33は、8月1日からコラ半島の防空任務に就く事になりました。
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なお、第279艦上戦闘機航空連隊の母艦である重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、現在、浮きドックで修理中です。
[ロシア海軍重航空巡洋艦アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ近影(2015年5月31日)]


Su-33は、順次寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
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