ロシア海軍最新鋭潜水艦救難艦イーゴリ・ベロウソフは深海試験の為に大西洋へ向かった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年8月10日19時15分配信
【大洋救助船「イーゴリ・ベロウソフ」は第4段階工場航行試験へ出発した】
本日(8月10日)、ロシア海軍捜索・遭難救助業務サービスの為に公開株式会社『アドミラルティ造船所』で建造されている最新救助船「イーゴリ・ベロウソフ」は、8月に実施される第3段階工場航行試験の課題へ取り組む為サンクトペテルブルクを抜錨し、大西洋へ針路を取った。
試験中、同船の乗組員は、深海条件下で捜索救助機器及び装置の動作、更には、居住保障システムの品質、推進装置及び機構の動作を点検する。
更には、標準装備の無線航法機器の試験も行われる。
大西洋での第4段階工場航行試験完了後、救助船「イーゴリ・ベロウソフ」乗組員は国家試験を開始する予定である。
同船は、2015年末にロシア海軍の一員として加わる。
[参照]
「イーゴリ・ベロウソフ」は、ロシア海軍の為にサンクトペテルブルクの「アドミラルティ造船所」で建造されたプロジェクト21300S救助船のトップである。
それは、海底に横渡った、或いは浮上中の遭難した潜水艦乗組員の救助の為に意図されており、潜水艦や水上艦へ空気、電力、救助手段を提供する。
加えて、船は国際海上救助グループの一員となる事を含め、遭難した物体の探知と調査を行なうことが出来る。
船の排水量は5000トン、全長は100メートル以上である。
プロジェクト21300S救助船(潜水艦救難艦)「イーゴリ・ベロウソフ」は、2005年10月24日にサンクトペテルブルク市の「アドミラルティ造船所」で起工され、2012年10月30日に進水しました。
[新型潜水艦救助船イーゴリ・ベロウソフ進水]
2014年12月25日から最初の洋上試験を開始し、2015年1月7日に終了しました。
[ロシア海軍最新鋭救助船イーゴリ・ベロウソフは最初の洋上試験を終えた]
その後、3月28日には次の洋上試験の為に出航しました。
そして8月10日、大西洋上で試験を行なう為、サンクトペテルブルクを抜錨しました。
「イーゴリ・ベロウソフ」は大西洋上で深海潜水艇プロジェクト18271「ベステル-1」AS-40の深海試験などを実施します。
大西洋での試験を終えた後、「イーゴリ・ベロウソフ」は国家受領試験へと進みます。
「イーゴリ・ベロウソフ」は、今年11月25日にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭潜水艦救難艦イーゴリ・ベロウソフは2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]
ロシア海軍へ就役後、「イーゴリ・ベロウソフ」は太平洋艦隊へ配備されます。
プロジェクト21300S救助船(潜水艦救難艦)は、計5隻の建造が計画されています。
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