ロシア海軍黒海艦隊は地中海東部で演習を実施した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年8月14日11時20分
【ロシア海軍の艦は地中海で演習を実施した】
モスクワ、8月14日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア海軍常設連合部隊を構成する黒海艦隊の艦は地中海で演習を実施した。
金曜日、ロシア連邦黒海艦隊の代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は報道機関へ伝えた。
演習グループは、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」艦上の黒海艦隊副司令官ワレリー・クリコフ中将により統制された。
「演習中に黒海艦隊の艦は船団護送活動へ取り組み、様々な高度からの仮想敵の空中攻撃手段の攻撃を撃退する任務を遂行し、敵水上艦に対する戦闘行動を行ないました」
トルハチェフは話した。
また、船員は、損傷した船の救援活動へ取り組み、「オーサ」からの高射ミサイル発射、海上目標を模した標的への砲撃を実行した。
巡洋艦「モスクワ」に加え、5隻の戦闘艦と3隻の支援船が任務への取り組みへ関わった。
その中には、警備艦「プイトリーヴイ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、小型ロケット艦「ミラーシュ」などが居た。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-) ]
ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2015年6月1日にセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]
その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]
6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]
[黒海艦隊艦船支隊]
指揮官:黒海艦隊副司令官ワレリー・クリコフ中将
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「プイトリーヴイ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
救助曳船「シャフテル」
7月10日、黒海艦隊艦船支隊はアンゴラのルアンダ港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラのルアンダを訪れた]
7月14日にルアンダを出航した後、大西洋上で打撃有翼ミサイル「ヴルカーン」と高射ミサイル「フォルト」の発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋上で長距離巡航ミサイルを発射した]
7月21日、黒海艦隊艦船支隊はマラボ港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは赤道ギニアのマラボを訪れた]
マラボ港訪問を終えた後、黒海艦隊艦船支隊は地中海へ戻る事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ戻る]
8月初頭にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、8月5日にアフリカ大陸のスペイン領セウタへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスペインのセウタへ寄港した]
その後、地中海東部へ行き、8月14日には、同海域に居る黒海艦隊の艦と共に演習を実施しました。
今回の演習では、短距離艦対空ミサイル「オサ-M」(SA-N-4「ゲッコー」)の発射訓練も行なわれました。
(「モスクワ」、「プイトリーヴイ」、「サムーム」、「ミラーシュ」に搭載)
今回の演習へ参加したのは、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「プイトリーヴイ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、小型ロケット艦「ミラーシュ」、大型揚陸艦「アゾフ」、「ツェーザリ・クニコフ」、救助曳船「シャフテル」、SB-36、給油船「レナ」です。
小型ロケット艦「ミラーシュ」は6月下旬から地中海に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは初めて地中海へ行く]
7月下旬にはキプロスのリマソール港へ寄港しました。
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