北方艦隊のキロ級潜水艦カルーガは5月26日に再進水する
- カテゴリ:プロジェクト877潜水艦(キロ級)
セヴェロドヴィンスクの艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」で近代化改装が行なわれている北方艦隊所属の潜水艦「カルーガ」は、5月26日にドックから出渠します。
[北方艦隊のキロ級潜水艦カルーガは再進水する]
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は潜水艦カルーガをドックから出渠させる】
2012年5月3日
『中央海軍ポータル』が知る限り、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は、5月26日にディーゼル電気推進潜水艦「カルーガ」をドックから出渠させる。
ディーゼル電気推進潜水艦「カルーガ」は、この20年間で最初に近代化作業及び中規模修理が実施されたロシアのプロジェクト877ディーゼル電気推進潜水艦「ワルシャワンカ」である。
同艦は2000年に「ズヴェズドーチカ」へ到着した後、約10年に渡り工場の岸壁で修理を待っていた。
資金不足により、「カルーガ」の作業開始は10年遅れた。
潜水艦の本格的な修理作業は2010年から開始された。
造船台から出渠し進水した後、同艦は水上で作業を続行する。
2012年6月に「カルーガ」の係留試験が開始され、潜水艦は秋に、工場海洋航海試験プログラムの為、海へ出るだろう。
ディーゼル電気推進潜水艦「カルーガ」は2012年末に海軍へ引き渡され、その後、10年間に渡り就役する。
<プロジェクト877LPMBディーゼル電気推進潜水艦B-800「カルーガ」の戦術-機器特性>
NATO分類:キロ
水上速力:10ノット
水中速力:17ノット
通常潜航深度:240メートル
限界潜航深度:350メートル
自立行動日数:45日
乗組員:57名
水上排水量:2300トン
水中排水量:3040トン
全長(吃水線):72.6-73.8メートル
全幅:9.9メートル
平均吃水:6.2メートル
潜水艦プロジェクト877LPMBは、6門の艦首魚雷発射管(口径533mm)を有する。
装弾数-18基の魚雷、或いは24基の機雷。
発射可能なミサイルは、ミサイル複合体「クラブ-S」、携帯対空ミサイル複合体「ストレラ-ZM」或いは「イグラ-1」である。
潜水艦B-800「カルーガ」は1987年3月5日に起工され、1989年5月7日に進水、1989年9月30日に当時のソ連邦海軍へ納入されました。
「カルーガ」は、プロジェクト877LPMBと呼ばれるサブタイプに属しており、それまでの6枚羽根スクリューに代わり、7枚羽根スクリューが装備されました。
続いて建造されたロシア/旧ソ連海軍向けのプロジェクト877後期建造艦(4Bとも呼ばれる)8隻の試験艦的な役割の艦です。
就役時は黒海艦隊所属でしたが、1991年6月に北方艦隊へ転属しました。
上の記事によると、「カルーガ」は近代化改装により寿命を10年延長しているようです。
更には、対艦(対地)ミサイル「クラブ」の運用能力も付与されるようです。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]
対艦ミサイル「クラブ」(3M54E)

ロシア海軍に就役中のキロ級潜水艦にはクラブの運用能力は備わっていませんでしたが、艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」は、これまでにインド海軍のキロ級潜水艦の近代化改装を何度も行っており、この時にクラブ運用能力付与も実施されています。
「ズヴェズドーチカ」で近代化されるインド海軍潜水艦「シンドゥラクシャク」(2010年8月3日)

[北方艦隊のキロ級潜水艦カルーガは再進水する]
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は潜水艦カルーガをドックから出渠させる】
2012年5月3日
『中央海軍ポータル』が知る限り、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は、5月26日にディーゼル電気推進潜水艦「カルーガ」をドックから出渠させる。
ディーゼル電気推進潜水艦「カルーガ」は、この20年間で最初に近代化作業及び中規模修理が実施されたロシアのプロジェクト877ディーゼル電気推進潜水艦「ワルシャワンカ」である。
同艦は2000年に「ズヴェズドーチカ」へ到着した後、約10年に渡り工場の岸壁で修理を待っていた。
資金不足により、「カルーガ」の作業開始は10年遅れた。
潜水艦の本格的な修理作業は2010年から開始された。
造船台から出渠し進水した後、同艦は水上で作業を続行する。
2012年6月に「カルーガ」の係留試験が開始され、潜水艦は秋に、工場海洋航海試験プログラムの為、海へ出るだろう。
ディーゼル電気推進潜水艦「カルーガ」は2012年末に海軍へ引き渡され、その後、10年間に渡り就役する。
<プロジェクト877LPMBディーゼル電気推進潜水艦B-800「カルーガ」の戦術-機器特性>
NATO分類:キロ
水上速力:10ノット
水中速力:17ノット
通常潜航深度:240メートル
限界潜航深度:350メートル
自立行動日数:45日
乗組員:57名
水上排水量:2300トン
水中排水量:3040トン
全長(吃水線):72.6-73.8メートル
全幅:9.9メートル
平均吃水:6.2メートル
潜水艦プロジェクト877LPMBは、6門の艦首魚雷発射管(口径533mm)を有する。
装弾数-18基の魚雷、或いは24基の機雷。
発射可能なミサイルは、ミサイル複合体「クラブ-S」、携帯対空ミサイル複合体「ストレラ-ZM」或いは「イグラ-1」である。
潜水艦B-800「カルーガ」は1987年3月5日に起工され、1989年5月7日に進水、1989年9月30日に当時のソ連邦海軍へ納入されました。
「カルーガ」は、プロジェクト877LPMBと呼ばれるサブタイプに属しており、それまでの6枚羽根スクリューに代わり、7枚羽根スクリューが装備されました。
続いて建造されたロシア/旧ソ連海軍向けのプロジェクト877後期建造艦(4Bとも呼ばれる)8隻の試験艦的な役割の艦です。
就役時は黒海艦隊所属でしたが、1991年6月に北方艦隊へ転属しました。
上の記事によると、「カルーガ」は近代化改装により寿命を10年延長しているようです。
更には、対艦(対地)ミサイル「クラブ」の運用能力も付与されるようです。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]
対艦ミサイル「クラブ」(3M54E)

ロシア海軍に就役中のキロ級潜水艦にはクラブの運用能力は備わっていませんでしたが、艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」は、これまでにインド海軍のキロ級潜水艦の近代化改装を何度も行っており、この時にクラブ運用能力付与も実施されています。
「ズヴェズドーチカ」で近代化されるインド海軍潜水艦「シンドゥラクシャク」(2010年8月3日)

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