ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』(II)の活動段階は終了した

『タス通信』より
2015年8月27日11時28分配信
【ロシアと中国の合同演習『海洋協同-2015』活動段階は完了した】
モスクワ、8月27日/タス通信
ロシアと中国の軍用艦は、両国海軍の関係の歴史上最大となった合同演習『海洋協同-2015』の活動段階を完了した。
木曜日、東方軍管区広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフは発表した。
「8月23日から27日までの海上及び沿岸での実地活動の実施中、両国の軍事船員は、合同機動、組織的対水中工作、対潜、対空、対艦防衛の問題へ取り組みました。
演習のクライマックスは、沿海地方南部クレルカ射爆場における合同での海洋上陸及び空中降下となりました。
それは、ロシア領内で初めて実施されました」
マルトフは話した。
演習には双方から22隻の軍艦と支援船、15機の航空機とヘリコプター、2機の無人飛行装置、500名以上の海軍歩兵、40両の車輌が関わった。

ロシア海軍と中国海軍は、2012年、2013年、2014年、2015年に合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しています。
『海洋協同-2012』:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]
『海洋協同-2013』:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]
『海洋協同-2014』:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]
『海洋協同-2015』第1段階:2014年5月下旬に地中海東部で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]
そして2015年8月、合同演習『海洋協同-2015』の第2段階が日本海(沿海地方沖)で実施されることになりました。

[2015年8月に日本海でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』第2段階は2015年8月に日本海で実施される]
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』第2段階は2015年8月下旬に日本海で実施される]
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』第2段階は2015年8月20-28日に日本海で実施される]
8月15日、『海洋協同-2015』第2段階に参加する中国海軍の艦が青島港を出航しました。
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』第2段階へ参加する中国海軍艦船は出航した]
8月17日に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年8月17日発表
【中国海軍艦艇の動向について】
8月20日にウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』第2段階へ参加する中国海軍艦船はウラジオストクへ到着した]
翌8月21日、ウラジオストクに設置された『海洋協同-2015』第2段階の合同演習統制本部の業務が開始されました。
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』第2段階は始まった]
8月22日には、合同演習統制本部での会議と、中国海軍とロシア海軍の艦の相互訪問が行なわれました。
[ロシア海軍と中国海軍は合同演習『海洋協同-2015』(II)活動段階の準備を行なう]
8月23日、合同演習へ参加するロシア海軍と中国海軍の艦船はウラジオストクを抜錨しました。
[合同演習『海洋協同-2015』(II)へ参加するロシア海軍と中国海軍の艦船はウラジオストクを抜錨した]
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』(II)の活動段階が始まる]
8月25日、初めてのロシア海軍と中国海軍の合同上陸演習が実施されました。
[ロシア海軍と中国海軍の合同上陸演習が沿海地方で始まった]
そして8月27日に演習の活動段階(海上での実地行動)は終了しました。
今回の演習には、ロシア海軍太平洋艦隊から12隻の水上艦と2隻の潜水艦が参加します。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
小型対潜艦「メチェーリ」
小型対潜艦「コレーツ」
基地掃海艇及びロケット艇7隻
潜水艦2隻(ウリス湾のプロジェクト877通常動力潜水艦)
中国海軍から参加するのは、この7隻です。
中国海軍の3艦隊(北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊)の混成部隊となっております。
051C型駆逐艦「瀋陽」(北海艦隊)
【051C型駆逐艦(ルージョウ型/旅洲型)】
956EM型駆逐艦「泰州」(東海艦隊)
【ソブレメンヌイ級駆逐艦(現代級/956型)】
054A型フリゲート「臨沂」(北海艦隊)、「衡陽」(南海艦隊)
【054A型フリゲイト(ジャンカイII型/江凱II型)】
071型ドック型揚陸艦「長白山」(南海艦隊)
【071型ドック型揚陸艦(ユージャオ型/玉昭型)】
072-III型戦車揚陸艦「雲霧山」(南海艦隊)
【072-III型戦車揚陸艦(ユティンII型/玉亭II型)】
903型補給艦「太湖」(北海艦隊)
【903型補給艦(フーチー型/福池型)】
これまでの『海洋協同に中国海軍の揚陸艦が参加した事は有りませんでしたが、今回は初の参加となります。
2015年7月26日、新たなロシア連邦海洋ドクトリンが発表されましたが、この中では中国との友好関係の発展に重点が置かれています。
[ロシア連邦海洋ドクトリンは改訂された]
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