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ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年8月31日11時26分配信
【北方艦隊旗艦・巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は修理を実施する】
モスクワ、8月31日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は近い内に計画修理を実施する。
月曜日、北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

艦の修理はロスリャコヴォ村(ムルマンスク州)第82艦船修理工場で実施されることになり、労働者は巡洋艦浮きドックへ置く為の準備を完了している。

「北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはドック入りを準備しております。
艦のドック入り操作の前に必要な作業リストが承認されます」
セルガ
は話した。

彼によると、北方艦隊旗艦の修理作業は、打ち合わせにより設定された期日に完全に沿って計画的に実施される。

以前、浮きドックには重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」が在り、ロスリャコヴォ艦船修理工場で5月中旬から8月20日まで修理が行なわれた。

巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」航空母艦を除き、核動力装置を有する世界最大の打撃戦闘艦であり、大型の水上目標及び沿岸目標の撃破、更には戦闘艦連合部隊へ総合的な対空・対潜防衛を提供する為に意図されている。


北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリア化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年4月には就役(海軍旗初掲揚)17周年を迎えました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは17歳になった]

そして今回、セヴェロモルスク基地からロスリャコヴォへ回航され、第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠する事になりました。
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大型浮きドックPD-50には、8月下旬まで重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」が入渠していました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

現在は、特務原潜(小型原潜母艦)BS-136「オレンブルク」が入渠しています。
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原潜「オレンブルク」の後に「ピョートル・ヴェリキー」が入渠する事になるようです。


「ピョートル・ヴェリキー」は、以前には2012年5月初頭から6月下旬までPD-50へ入渠した事が有ります。
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[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー、浮きドックから出渠(2012年6月23日)]


「ピョートル・ヴェリキー」は2010年代末に大規模な近代化改装が実施されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は計画通り行なわれる]
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