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ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った

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『タス通信』より
2015年9月7日9時38分配信
【北方艦隊旗艦・原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は修理を始めた】
モスクワ、9月7日/タス通信

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、ムルマンスク州ロスリャコヴォ村第82艦船修理工場のドックへ置かれた。
北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は報道機関へ伝えた。

「艦の修理は、新演習年度の初頭に完了し、北方艦隊旗艦は海上での複合計画戦闘訓練任務を遂行します」
士官は説明した。

ドックへの設置は休日に通常モードで実施されたと彼は伝えた。
現在、巡洋艦の乗組員は、この場所での修理作業の実施を準備している。

「巡洋艦がドックに居る間に、船体、推進器グループ、スクリューの作業を含む技術的準備状態を回復する為の複合施策が実行されます。
工場労働者は、艦の水中部分を清掃及び塗装し、更には戦闘部門の集合体及び機器の電子機構を修理します」
セルガ
は話した。

北方艦隊巡洋艦が修理へ送られる計画については、8月末に伝えられた。
以前には、これも北方に駐留しているロシア唯一の正規空母-「アドミラル・クズネツォフ」の計画修理が行なわれた。

「ピョートル・ヴェリキー」は、ロシア海軍で唯一行動可能な原子力巡洋艦であり、航空母艦を除き、世代最大の核動力装置を有する戦闘艦である。


北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリア化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年4月には就役(海軍旗初掲揚)17周年を迎えました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは17歳になった]

そして9月6日、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]

「ピョートル・ヴェリキー」の修理は「新演習年度」の初頭に完了するとの事ですが、ロシア連邦軍「演習年度」は12月1日から始まります。
つまり、今年12月初頭に修理が完了するという事です。


「ピョートル・ヴェリキー」は2010年代末に大規模な近代化改装が実施されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は計画通り行なわれる]
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