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ロシア海軍黒海艦隊航空隊の戦闘機Su-30SMは初の地上攻撃演習を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年9月7日11時57分配信
【戦闘機Su-30SMはクリミアの演習において初めて爆撃を行なった】
モスクワ、9月7日-ロシア通信社ノーボスチ

多機能戦闘機Su-3SMは、黒海艦隊の航空隊及び対空防衛手段の統制演習の枠組みにおいて、クリミアの地上目標へ初めての爆撃を実施した。
黒海艦隊情報供給部長代行ニコライ・ヴォスクレンセンスキー2等海佐は発表した。

「独立海洋襲撃機航空連隊を構成する戦闘機は、クリミアの海洋揚陸射爆場オプーク領域の目標物体へ、航空撃破手段による打撃を与えました。
時を同じくして、前線爆撃機Su-24Mは、無誘導ロケット及び爆弾により射爆場の地上目標へ打撃を与えました」

彼は話した。

ロシア連邦国防省の代理人が付け加えたように、黒海艦隊戦闘機および前線爆撃機は、仮想敵の艦船打撃グループへの組織的攻撃と、クリミアの対空防衛グループの為の活動へ取り組み、演習の課題を解決した。

Su-30SM(近代化シリーズ)は、多目的超機動戦闘機である。
それは、Su-30MK型戦闘機のファミリーを更に発展させたものである。
戦闘機は、電波位置特定システム、無線通信、国籍識別、射出座席と一連の支援システムをロシア空軍の必要条件に適合させている。


多用途複座戦闘機Su-30SMは、2014年7月に最初の3機がロシア海軍へ引き渡されています。
[3機の多用途複座戦闘機Su-30SMがロシア海軍へ引き渡された]
[ロシア海軍航空隊は戦闘機Su-30SMの運用を開始した]

2015年2月には初めて黒海艦隊の演習へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊のSu-30SMは艦隊防空演習に参加した]

これまでは対空戦闘訓練のみを行なっていた黒海艦隊航空隊Su-30SMでしたが、今回、初めて地上攻撃訓練を行ないました。

黒海艦隊航空隊は、9月4日に2機のSu-30SMを受領しています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年9月4日12時15分配信
【黒海艦隊海洋航空隊へ最新戦闘機Su-30SMが補充された】

これで黒海艦隊には計7機のSu-30SMが配備されました。

クリミア半島海軍航空隊(黒海艦隊所属)には、1個飛行隊(エスカドリーリャ)分となる12機程度の戦闘機Su-30SMが2016年までに配備されます。
[クリミアのロシア海軍航空隊は1個飛行隊(12機)の戦闘機Su-30SMを受領する]

なお、9月7日にロシア国防省航空機製造工場「イルクト」ロシア海軍航空隊向けの8機の戦闘機Su-30SMの購入契約に署名しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年9月7日11時17分配信
【国防省は8機のSu-30SMの供給契約へ署名した

8機のSu-30SMは、2016年から2017年にロシア海軍へ引き渡されます。

ロシア海軍航空隊向けの戦闘機Su-30SMは、2020年までに計50機以上が調達されます。
[ロシア海軍航空隊は2020年までに戦闘機Su-30SMを50機以上調達する]
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