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ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年9月15日8時39分配信
【「スメトリーヴイ」はギリシャのコルフ島を訪問する準備を行なっている】

アンドレイ・ザイツェフ2等海佐が艦長を務める黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」はギリシャのコルフ島への公式訪問の為の準備を行なっている。

9月14日・月曜日夕方、同艦は戦闘訓練射爆場への検査出航へ出た。
9月18日・金曜日、同艦はセヴァストーポリから出発する予定であるとロシア海軍の情報提供者は話した。

計画によると、黒海艦隊船員は9月23日から25日までギリシャの島へ滞在する。
また、この航海中、コルフ島への寄港までに同艦は更に2つの港を訪問する事になっており、この内の1つに警備艦は係留される事になる。

その後、「スメトリーヴイ」海軍作戦連合部隊の一員として地中海で戦闘任務遂行を継続する。
これに先立ち、黒海艦隊第13艦船修理工場でのメインエンジンと船体の修理の実施後、8月31日から9月1日まで同艦は航行試験の為に海へ出た。

[『中央海軍ポータル』参考資料]
「スメトリーヴイ」
プロジェクト01090警備艦である。
1966年7月15日に61コムーナ記念ニコラエフ工場大型対潜艦プロジェクト61として起工され、1967年8月26日に進水し、1969年10月21日に海軍へ加入した。
1970年代にはシリア、ユーゴスラビア、ブルガリアを訪問し、1980年代にはチュニスを訪れた。

排水量:4460トン、全長-144メートル、幅-15.8メートル、吃水-4.57メートル、速力-39ノット、乗組員-266名。


黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、2013年9月12日から2014年2月8日まで地中海への航海を行ないました。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ戻った]

この間、2013年10月にはギリシャを訪問しています。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャを訪れた]

2014年5月から9月にも地中海への航海を行なっています。

帰港後はセヴァストーポリ浮きドックでオーバーホールが行なわれ、8月下旬に復帰しました。
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8月31日-9月1日に航行試験を行なった後、9月14日にも検査航海の為に出航しました。
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そして9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海ギリシャコルフ島(ケルキラ)へ向かいます。

コルフ島は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島フランスから解放しています。

これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島を訪れ、記念行事が開催されています。

昨年2014年には、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」コルフ島を訪れました。


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今回、警備艦「スメトリーヴイ」は9月23日から25日までコルフ島を訪れ、その後はロシア海軍地中海作戦連合部隊の一員として地中海東部に滞在します。

ロシア海軍は9月30日から10月7日の間にシリア沖でミサイル発射を含む軍事演習を行ないますが、「スメトリーヴイ」も参加するかもしれません。
[ロシア海軍は9月8日-17日と9月30日-10月7日にシリア沖で演習を実施する]
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