ロシア海軍北方艦隊のオスカーII級原潜は巡航ミサイルを発射した
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年9月17日15時22分配信
【北方艦隊の水中巡洋艦はバレンツ海で発射を実行した】
モスクワ、9月17日-ロシア通信社ノーボスチ
水中巡洋艦プロジェクト949A「アンテイ」は木曜日にロシア北方艦隊の指揮幕僚演習の枠組みにおいてバレンツ海で有翼ミサイルの戦闘射撃を実行した。
北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は報道機関へ伝えた。
「本日、北方艦隊異種戦力指揮幕僚演習実施の枠組みにおいて、バレンツ海で原子力水中巡洋艦プロジェクト949Aアンテイは海洋配置有翼ミサイルの戦闘射撃を実行しました。
ミサイル発射は、バレンツ海に設定された戦闘訓練射爆場で水中位置から海上目標に対して実施されました。
目標位置への命中は客観的な観測データにより確認されました」
セルガは話した。
彼は、潜水艦乗組員が戦闘射撃を実行する前に「徹底した訓練を行ない、ミサイル兵器を用いた電波技術演習へ取り組んだ」事を指摘した。
「仮想敵のミサイル打撃艦グループの撃破任務は、北方艦隊潜水艦部隊の原子力ロケット(水中)巡洋艦スモレンスクとヴォロネジの乗組員により実行されました」
セルガは付け加えた。
演習実施エリアでの戦闘射撃実行の際には民間船舶航行は禁止された。
それは、事前に設定されて公表された。
北方艦隊(北方統合戦略司令部)の指揮幕僚演習は9月14日からバレンツ海で始まりました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年9月14日11時39分配信
【原子力潜水艦も参加する北方艦隊の指揮幕僚演習が始まった】
演習には、北方艦隊の14隻の水上戦闘艦、原子力潜水艦及びディーゼル潜水艦4隻、約10隻の支援船が参加します。
2隻のプロジェクト949A(オスカーII級)原潜が仮想敵艦船グループ~北方艦隊の給油船が「敵艦役」を務めた~への攻撃を行なう為、海軍航空隊の哨戒機Tu-142とコラ小艦隊のディーゼル潜水艦(プロジェクト877)が「敵艦隊」を探知しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年9月16日14時33分配信
【原子力潜水艦「アンテイ」は航空隊及びディーゼル潜水艦との協同活動へ取り組んだ】
そして9月17日、原子力水中巡洋艦「スモレンスク」と「ヴォロネジ」から有翼ミサイル(巡航ミサイル)が発射されました。
今回の記事中では名前は出ていませんが、発射された有翼ミサイル(巡航ミサイル)は、「グラニート」です。
[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]
「ヴォロネジ」と「スモレンスク」は、以前に寿命延長近代化改装を終えています。
[オスカーII級ミサイル原潜「ヴォロネジ」は近代化改装を終えた]
[オスカーII級原潜スモレンスクは修理を終えて基地へ戻った]
なお、9月17日には、北方艦隊の駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」が約100km離れた海上目標へ「モスキート」対艦ミサイルを発射し、小型ロケット艦「ラッスヴェート」は短距離の海上目標へ「マラヒート」対艦ミサイルを発射しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年9月17日16時16分配信
【北方艦隊の艦は有翼ミサイルで水上目標を撃破した】
「敵艦グループ」の探知は、北方艦隊の小型対潜艦「ブレスト」と「スネシュノゴルスク」により行なわれました。
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