ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはセヴァストーポリを抜錨し、ギリシャへ向かった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年9月18日11時57分配信
【黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は「イオニア諸島のロシア週間」へ参加する】
本日、黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」はセヴァストーポリを出航し、黒海海峡へ針路を取った。
明日には同艦は地中海へ出るだろう。
警備艦「スメトリーヴイ」は航海計画に沿って国際海上活動行事へ参加し、更には伝統的な「イオニア諸島のロシア週間」の枠組みでギリシャのコルフ港とレフカダ港への業務寄港を行なう。
9月22日に警備艦「スメトリーヴイ」はパトラ港への寄港中、パトラ府主教クリュソストモスから黒海艦隊へ贈られる聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイの遺骸の一部が入った箱が下賜される
このイベントは、黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将の要請によるアンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ財団により運営される。
財団は、聖人の遺骸の一部を保管する為、セヴァストーポリ駐屯地の大天使ミカエル教会へ安置する箱の製造を発注した。
公式行事の完了後、警備艦「スメトリーヴイ」は地中海のロシア海軍常設艦船連合部隊の一員としての任務遂行を続ける。
黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は、2013年9月12日から2014年2月8日まで地中海への航海を行ないました。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ戻った]
この間、2013年10月にはギリシャを訪問しています。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャを訪れた]
2014年5月から9月にも地中海への航海を行なっています。
帰港後はセヴァストーポリの浮きドックでオーバーホールが行なわれ、8月下旬に復帰しました。

8月31日-9月1日に航行試験を行なった後、9月14日にも検査航海の為に出航しました。

9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海~ギリシャのコルフ島(ケルキラ)へ向かいました。
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く]


コルフ島は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍のフョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島をフランスから解放しています。
これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
【「イオニア諸島のロシア週間」公式サイト】
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