ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年9月22日16時45分配信
【ギリシャ人は黒海艦隊の艦の乗組員へ聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイの遺骸を譲り渡した】
本日(9月22日)、地中海のロシア海軍常設グループの一員として任務を遂行している黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は、ギリシャのパトラ港への業務寄港を行なった。
ロシア人船員のギリシャへの訪問は、パトラ府主教クリュソストモスの代理人から、黒海艦隊司令官の代理人として業務を行なうユーリー・オレホフスコイ少将とロシア正教会の代表への聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイの遺骸の譲渡式典から始まった。
式典は、バルカン半島最大の大聖堂である聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ教会で開催され、保管されていた使徒の頭部が、彼が付けられた十字架と共に渡された。
ロシア人船員は礼拝に参加し、セヴァストーポリから黒海艦隊将兵へ届けられた祓い清められたアンドレイ旗が掲げられた。
士官、准士官、海軍歩兵と艦の乗組員は、ロシア艦に掲げられた彼らの旗に貼り付けられた十字の由来となったロシアで最も崇拝されている聖人の1人の不朽の遺骸の礼拝が許された。
遺骸は箱に収められ、礼拝の為、セヴァストーポリ駐屯地の大天使ミカエル教会へ届けられる。
黒海艦隊への遺骸の譲渡式典は、黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将の要請によるアンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ財団により運営される。
今日、警備艦「スメトリーヴイ」はパトラ港を去り、伝統的な行事である『イオニア諸島のロシア週刊』へ参加する為、ケルキラ島へ向かう。
黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は、2013年9月12日から2014年2月8日まで地中海への航海を行ないました。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ戻った]
この間、2013年10月にはギリシャを訪問しています。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャを訪れた]
2014年5月から9月にも地中海への航海を行なっています。
帰港後はセヴァストーポリの浮きドックでオーバーホールが行なわれ、8月下旬に復帰しました。
8月31日-9月1日に航行試験を行なった後、9月14日にも検査航海の為に出航しました。
9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く]
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはセヴァストーポリを抜錨し、ギリシャへ向かった]
そして9月22日、ギリシャのパトラを訪問し、ロシア海軍旗である聖アンドレイ旗の由来となった聖人アンドレイ(アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ)~イエスの4番目の弟子(使徒)~の遺骸の一部が譲渡されました。

今後、警備艦「スメトリーヴイ」はコルフ(ケルキラ)島へ向かいます。
コルフ島は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍のフョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島をフランスから解放しています。
これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
【「イオニア諸島のロシア週間」公式サイト】
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