ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシリアのラタキア沖に居る
- カテゴリ:地中海情勢(2015-2016年)
『時事ドットコム』より
2015年10月3日
【ロシア海軍がシリア沖演習=空爆後方支援、欧米の懸念も】
「インタファクス通信」の記事を紹介していますが、その元記事は↓こちらになります。

『インタファクス』より
2015年10月2日13時00分配信
【ロシア艦はラタキアの空軍基地をカバーする準備が出来ている】
モスクワ、10月2日、インタファクス・ロシア
地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊の艦は、シリアのラタキア市内の航空基地の沿岸方向からの対空防衛対策の為の取り組みへ着手した。
『インタファクス』は軍の情報提供者より伝えられた。
「地中海東部に居るロケット巡洋艦モスクワ率いる海軍作戦連合部隊の艦は、ロシア航空グループが展開するラタキアの航空基地の対空防衛任務への取り組みを始めました」
対談者は話した。
彼によると、連合部隊の艦は、空中目標への単一砲射撃を実行した。
「近日中には艦船グループの合同演習が実施され、その間に主なエピソード~陸上対空防衛手段と共に空中目標への高射ミサイル複合体のグループ射撃~が実行されます。
演習の目的は、空中打撃からラタキア航空基地をカバーするシステムの有効性を確認する事にあります」
対談者は話した。
ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(1983年1月30日就役)は9月24日にセヴァストーポリを抜錨、翌25日にボスポラス海峡とダータネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ入った]
そして10月2日、他のロシア艦と共にシリアのラタキア沖にへ展開し、演習を開始しました。

周知の通り、ロシア航空宇宙軍は9月30日からシリア国内で空爆を開始しています。
【ロシア シリアのIS拠点の空爆を開始】
ロシアは「イスラム国」の拠点を空爆したと発表しており、確かに、「イスラム国」の拠点も攻撃してはおりますが、それ以外のシリアの反政府勢力(アサド政権と敵対する勢力)も攻撃しています。
シリアへ派遣されているのは、多機能戦闘爆撃機Su-34、前線爆撃機Su-24M、襲撃機Su-25、多用途戦闘機Su-30SM、ヘリコプターMi-24、Mi-8など合計約50機になります。
『インタファクス』より
【シリアのロシア連邦航空グループの構成】
これらのロシア航空群はシリアのラタキア空港に展開しています。

記事中に在る「ラタキア航空基地の対空防衛」というのは、具体的には、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」の遠距離高射ミサイル複合体「フォルト」(射程90km)でラタキア空港をカバーするという話です。
[広域防空システムS-300F「フォルト」/S-300FM「フォルト-M」]
2015年10月3日
【ロシア海軍がシリア沖演習=空爆後方支援、欧米の懸念も】
「インタファクス通信」の記事を紹介していますが、その元記事は↓こちらになります。

『インタファクス』より
2015年10月2日13時00分配信
【ロシア艦はラタキアの空軍基地をカバーする準備が出来ている】
モスクワ、10月2日、インタファクス・ロシア
地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊の艦は、シリアのラタキア市内の航空基地の沿岸方向からの対空防衛対策の為の取り組みへ着手した。
『インタファクス』は軍の情報提供者より伝えられた。
「地中海東部に居るロケット巡洋艦モスクワ率いる海軍作戦連合部隊の艦は、ロシア航空グループが展開するラタキアの航空基地の対空防衛任務への取り組みを始めました」
対談者は話した。
彼によると、連合部隊の艦は、空中目標への単一砲射撃を実行した。
「近日中には艦船グループの合同演習が実施され、その間に主なエピソード~陸上対空防衛手段と共に空中目標への高射ミサイル複合体のグループ射撃~が実行されます。
演習の目的は、空中打撃からラタキア航空基地をカバーするシステムの有効性を確認する事にあります」
対談者は話した。
ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(1983年1月30日就役)は9月24日にセヴァストーポリを抜錨、翌25日にボスポラス海峡とダータネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ入った]
そして10月2日、他のロシア艦と共にシリアのラタキア沖にへ展開し、演習を開始しました。

周知の通り、ロシア航空宇宙軍は9月30日からシリア国内で空爆を開始しています。
【ロシア シリアのIS拠点の空爆を開始】
ロシアは「イスラム国」の拠点を空爆したと発表しており、確かに、「イスラム国」の拠点も攻撃してはおりますが、それ以外のシリアの反政府勢力(アサド政権と敵対する勢力)も攻撃しています。
シリアへ派遣されているのは、多機能戦闘爆撃機Su-34、前線爆撃機Su-24M、襲撃機Su-25、多用途戦闘機Su-30SM、ヘリコプターMi-24、Mi-8など合計約50機になります。
『インタファクス』より
【シリアのロシア連邦航空グループの構成】
これらのロシア航空群はシリアのラタキア空港に展開しています。

記事中に在る「ラタキア航空基地の対空防衛」というのは、具体的には、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」の遠距離高射ミサイル複合体「フォルト」(射程90km)でラタキア空港をカバーするという話です。
[広域防空システムS-300F「フォルト」/S-300FM「フォルト-M」]
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