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ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は国家受領試験完了後にムルマンスクのドックへ入る

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『軍事産業メッセンジャー』より
2015年10月16日配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はムルマンスクでドック修理を実施する】

プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、北方艦隊射爆場での国家受領試験を完了した後、第35艦船修理工場(ムルマンスク)でドック修理を実施する。
『インタファクス-AVN』は造船業界の情報提供者の話を引用して報じた。

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「フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の国家受領試験サイクルが完了した後、点検と修理の為、第35艦船修理工場のドックへ入渠します」
対談者は話した。
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彼によると、ドック修理の完了後、同艦は今年末までに北方艦隊へ納入される。

次に、「統合造船業営団」広報サービスは、現時点においてフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は艦隊間移動を終えてセヴェロドヴィンスクに在り、白海及びバレンツ海エリアで実施される試験の準備を行なっていると『インタファクス-AVN』へ伝えた。

以前、サンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されたフリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、9月22日にバルト艦隊主要海軍基地バルチースクを去り、国家受領試験を実施する為に北方艦隊へ針路を取ったと伝えられた。
今年末までに同艦はロシア海軍の戦闘編制へ加わる。

プロジェクト22350のトップ艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」の起工は2006年2月1日に実施された。

プロジェクト22350フリゲートは、ガラス繊維強化プラスチック及びカーボン繊維に基づく複合材料を用いた密集上部構造物による典型的な長甲板構造艦である。
上部構造物の独創的な建造方式と複合材料(ステルス)の使用のお蔭で、艦の表面積は効果的に分散、削減され、レーダー及び光学可視性は減少した。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]

「アドミラル・ゴルシコフ」の今後の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、国家受領試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]

その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

今後、「アドミラル・ゴルシコフ」白海バレンツ海国家受領試験を実施します。
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そして今回、非公式筋~造船業界の(匿名の)情報提供者が明らかにした所によると、国家受領試験を終えた後、「アドミラル・ゴルシコフ」は、ムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入るとの事です。
ドック入りするのは、おそらく11月半ば頃でしょう。
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何故、ムルマンスクドックへ入るのかと言うと、例えば、これまでに「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造された一連のプロジェクト20380コルベットは、国家受領試験を終えた後、一旦造船所へ戻り、艦の各部の最終点検やメンテナンスを行なった後、ロシア海軍へ引き渡されています。

しかし、既にバルト海(バルチースク)を離れて白海沿岸(セヴェロドヴィンスク)に居る「アドミラル・ゴルシコフ」が、国家受領試験を終えた後、またサンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」まで戻って点検とメンテナンスを行なうのは手間と時間が掛かります。
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そこで、サンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ戻る代わりに、ムルマンスク第35艦船修理工場で点検とメンテナンスを行なうという事でしょう。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、今年末までにロシア海軍へ引き渡され、北方艦隊へ配備されます。
早ければ11月末までには引き渡されるでしょう。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のロシア海軍への引き渡し時期は2015年11月から変更されていない]
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]
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