ロシア海軍は2019年までに巡航ミサイル"カリブル"を装備する9隻の小型ロケット艦ブヤン-Mを受領する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年10月23日12時18分配信
【ロシア連邦海軍は2019年までにミサイル「カリブル」を有する軍艦「ブヤン-M」10隻を受領する】
モスクワ、10月23日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍は2019年までに有翼ミサイル「カリブル」で武装する約10隻の小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」を受領する。
金曜日、ロシア連邦海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク中将は発表した。

以前、2020年までに同プロジェクト艦6隻が海軍へ加わると報じられた。

「ロケット艦プロジェクト21631はゼレノドリスク計画設計局が開発し、更にゼレノドリスクのゴーリキー記念工場で建造されています。
2019年末までには、これらの艦のシリーズが約10隻建造されます」
ブルスク
テレビ局『ロシア-24』の生放送において話した。

彼は、プロジェクト21631を継ぐ軽量級コルベット中央海洋設計局「アルマーズ」により開発され、ロシア海軍の4艦隊全ての編制へ加入すると付け加えた。
この艦の主兵装は、提督によると、またミサイル「カリブル」となる。

プロジェクト21631「ブヤン-M」艦はプロジェクト21630「ブヤン」の近代化であり、カスピ小艦隊の為に特別に設計、建造されており、ヴォルガ川カスピ海の水深の浅さが考慮されている。

「ブヤン」は、艦の吃水を確保する為の2つのウォータージェットから成るユニークな推進装置を装備しており、そのお蔭でこのタイプの小型ロケット艦は、カスピ海沿岸ゾーンや河川、河口、更には他の「狭い」水域で広範囲の任務を遂行できる。
艦は、海上及び陸上目標を攻撃する為に意図されている最新の高精度長距離有翼ミサイル-汎用ミサイル複合体「カリブル」を装備する。


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プロジェクト21631小型ロケット艦「ブヤン-M」は、既に9隻が起工され、この内3隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場で建造されています。
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役

建造番号633「ヴェリキー・ウスチョグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年末就役予定

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年末就役予定

建造番号636「ヴィシニィ・ヴォロチェク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2017年就役予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年就役予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2018年就役予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2019年就役予定


「ブヤン-M」の主要兵装は有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

2015年10月7日にはカスピ小艦隊「ブヤン-M」3隻がシリア「イラクとレバントのイスラム国」拠点へ「カリブル」を発射しています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

今年(2015年)には2隻の「ブヤン-M」が就役します。
[巡航ミサイル"カリブル"を装備する最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフの国家受領試験は完了し、2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]


2014年11月、ロシア海軍広報部は、2020年までに(既に就役済みの3隻に加え)6隻の「ブヤン-M」が就役すると発表しました。
[プロジェクト21631小型ロケット艦は2020年までに9隻がロシア海軍へ就役する]

そして今回、ロシア海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク中将は、2019年までに約10隻の「ブヤン-M」が就役すると発表しました。

以前、「ブヤン-M」を建造しているA.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場は、同級は12隻の建造が予定されており、最後の3隻は北方艦隊向けに建造されると発表していますが、この3隻は取り止めになったようです。
[プロジェクト21631小型ロケット艦の最後の3隻はロシア海軍北方艦隊へ配備される]

「ブヤン-M」の建造は、2015年4月10日に起工された9番艦「グライヴォロン」で終了する事になるようです。
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