ロシア海軍は2020年末までに最初のAIP(非大気依存機関)潜水艦を受領する
- カテゴリ:ロシア海軍ニュース

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年10月23日11時17分配信
【(ロシア)海軍は2020年末までに嫌気性装置を有する最初の潜水艦を受領する】
モスクワ、10月23日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア海軍は2020年末までに非大気依存(嫌気性)発電装置を有する最初のディーゼル潜水艦を受領する。
金曜日、ロシア連邦海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク中将はテレビ局『ロシア-24』の生放送で発表した。
「私が思いますに、2020年末までには、ロシア潜水艦部隊は、このような長期に渡る秘密裡の水中滞在を保障する装置を備えたディーゼル潜水艦を受領するでしょう」
ブルスクは話した。
彼によると、「ルビーン」設計局は既に「この装置の試験台プロトタイプを作成し、それは今年の試験を成功させています」
「このような装置は、以前にはロシア海軍では使用されておりません」
中将は指摘した。
今回、ロシア海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク中将は、「非大気依存発電装置(AIP機関)を装備するディーゼル潜水艦」としか述べておらず、具体的にどのタイプを指すのかについては全く言及しておりません。
ロシア海軍は、非大気依存発電装置(AIP機関)を標準装備する新世代(第5世代)通常動力潜水艦「カリーナ」級の建造を計画しておりますが、同級の1番艦の起工は、2020年以降になります。
[ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の建造は2020年以降に始まる]
2020年以降に起工されるので、2020年末までにロシア海軍へ引き渡す事は不可能です。
「カリーナ」級で無ければ、他に該当する艦は、今後起工される第4世代通常動力潜水艦「ラーダ」級4番艦しか有りません。
[ロシア海軍は4隻目のラーダ級潜水艦を発注する]
[ロシア海軍の為の4隻目のラーダ級潜水艦建造契約の準備が進められている]
記事中でも触れられていますが、通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP機関)の開発は「ルビーン」設計局により進められています。
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]
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