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ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと駆逐艦ブイストルイはインドへ向かった

本日(2015年11月2日)、沿海地方多種戦力小艦隊副司令官アレクサンドル・ユーリエヴィチ・ユルダシェフ少将指揮下の太平洋艦隊艦船支隊ウラジオストクを出航しました。


[太平洋艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
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駆逐艦「ブイストルイ」
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大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
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救助曳船「アラタウ」



目的地は、インド東岸ヴィシャーカパトナム港です。
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今回の太平洋艦隊艦船支隊は、ロシア海軍インド海軍合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加します。

合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』にはロシア・インド双方から約10隻の艦船、海軍航空隊及び艦載航空隊の参加が予定されています。

太平洋艦隊艦船支隊は12月7日から9日までヴィシャーカパトナム港へ滞在し、同市へのロシア海軍将兵の訪問、合同演習の準備などが行なわれます。

合同演習『インドラ ネーヴィー-2015』の活動段階はベンガル湾海域で12月10日に始まり、12月12日まで続きます。
この間、無防備の泊地における停泊中の艦船の防護、ヘリコプターによる不審船の臨検、合同での対潜、対空、対艦防衛、そして海上及び空中目標への合同でのミサイル・砲射撃などが予定されています。

合同演習は12月12日に終了し、この日に太平洋艦隊艦船支隊の送別式典が開催されます。


親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、今年8月下旬にピョートル大帝湾で実施されたロシア海軍中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階へ参加しています。
(駆逐艦「ブイストルイ」も参加)
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

駆逐艦「ブイストルイ」は2014年5月下旬に東シナ海で実施されたロシア海軍中国海軍合同演習『海洋協同-2014』へ参加し、中国上海へ行っています。
(親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」も参加)
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は2013年には地中海へ派遣されており、行きと帰りにインド洋を通過しています。
[ロケット巡洋艦ワリャーグ地中海遠征(2013年8月-2014年1月)]

しかし、駆逐艦「ブイストルイ」は、竣工後の1990年に極東へ回航する為にインド洋を通過して以来、25年ぶりにインド洋へ行く事になります。
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