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ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は太平洋上で演習を実施した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年11月9日10時44分配信
【ロシア連邦海軍艦船支隊は太平洋で対潜演習を実施した】
モスクワ/ウラジオストク、11月9日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊の4隻の艦船から成る支隊太平洋上で対潜演習を実施した。
東方軍管区(太平洋艦隊)の代理人ローマン・マルトフは発表した。

「太平洋で戦闘任務を遂行しているアレクサンドル・ユルダシェフ少将指揮下の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、駆逐艦ブイストルイ、給油船ボリス・ブートマ、救助曳船アラタウで構成される太平洋艦隊艦船支隊は、対潜演習を実施しました」
彼は話した。

また、艦船乗員は隊列を組んでの対空防衛任務へ取り組み、対テロ部隊の訓練と艦内でのダメージコントロール演習が実施された。

太平洋艦隊艦船支隊は11月2日にウラジオストクを抜錨し、合同海軍演習『インドラ ネイヴィー-2015』を実施する為、ヴィシャーカパトナム港(インド)への移動を開始した。


太平洋艦隊艦船支隊は、2015年11月2日にウラジオストクを抜錨し、インドへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと駆逐艦ブイストルイはインドへ向かった]

[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:沿海地方多種戦力小艦隊副司令官アレクサンドル・ユーリエヴィチ・ユルダシェフ少将
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」


11月4日午前10時頃に対馬海峡を通過しました。
日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイトより
2015年11月5日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

この間(つまり11月3日頃)に日本海で一連の訓練が実施され、対馬海峡を通過する際に1905年5月のツシマ沖海戦の戦没者の追悼式典を開催しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は日本海で演習を行なった]

そして11月9日、太平洋上で一連の演習が実施されました。

具体的な演習実施海域には触れられていませんが、「東シナ海」でも「南シナ海」でも無く、「太平洋」と述べられているので、おそらく太平洋艦隊艦船支隊対馬海峡通過後、台湾南西諸島の中間付近を抜けて太平洋へ出たのでしょう。
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今回の太平洋艦隊艦船支隊は、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加する為にインド東岸ヴィシャーカパトナム港へ向かっているのですが、支隊が同港へ到着するのは12月7日の予定であり、まだ約1ヶ月間有ります。
その間は、太平洋インド洋「戦闘勤務」に就き、各種の洋上訓練を行なう事になるでしょう。

無論、この間に何処かの国の港へ寄港する事も有り得ますが。
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