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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソールを訪れた

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『タス通信』より
2015年11月13日11時36分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はキプロスの港へ入った】
モスクワ、11月13日/タス通信

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」リマソール港への業務寄港を行なった。
11月13日、北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガは報道機関へ伝えた。

「地中海で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは、今朝、リマソール港への業務寄港を行ないました。
これは、大型対潜艦の(10月23日からの)長期航海中の最初の外国港への訪問です」
セルガ
は話した。

彼によると、リマソールへの寄港中に乗員は休養の機会を与えられ、地元の観光名所を見学できる。
更に、必要な物資が補充される。

「遠距離航海中にヴィツェ・アドミラル・クラコーフは5200海里以上を航行し、その距離の一部では海上の嵐を乗り越えました」
艦隊の代理人は強調した。


プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役、2010年12月7日再就役)は、2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

地中海から戻った後、2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

その後は何度かバレンツ海で演習を行ない、10月23日に大西洋へ向けて出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは大西洋へ向かった]

それから4日後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海から英仏海峡へ行く]

11月2日には英仏海峡を抜けてビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

11月4日未明、ジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

11月5日~6日には艦載ヘリコプターKa-27の訓練が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの艦載ヘリコプターKa-27は地中海で訓練を行なった]

11月9日、チュニス海峡(シチリア海峡)黒海艦隊大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」からディーゼル燃料(軽油)真水の洋上補給を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはシチリア海峡付近で洋上補給を行なった]

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その後、地中海東部へ向かい、11月13日にはキプロスリマソール港を訪れました。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は昨年10月31日にもリマソール港へ寄港しており、ほぼ1年ぶりになります。

現在、地中海東部には、ロシア海軍黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「スメトリーヴイ」、海洋曳船MB-31、工作船PM-56が滞在しており、この他に数隻の大型揚陸艦が交代でシリアへの「貨物」輸送~シリア・エクスプレス~を行なっています。
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