ロシア海軍最新鋭偵察艦ユーリー・イワノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した
- カテゴリ:ロシア新世代水上艦

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年11月16日12時7分配信
【軍艦「ユーリー・イワノフ」は北方艦隊へ到着した】
モスクワ、11月16日-ロシア通信社ノーボスチ
最新の特殊用途艦「ユーリー・イワノフ」はバルト艦隊からの艦隊間移動を完了し、常駐地セヴェロモルスクへ到着した。
北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。
「同艦を指揮するンドレイ・ノヴィツキー3等海佐の報告によると、乗組員は回航任務を成功裏に、完璧に遂行し、艦の状態は良好であり、乗員は健常で更なる指定任務を遂行する準備を整えております」
彼は話した。
北方艦隊広報サービスがウラジーミル・コロリョーフ大将の言葉を引用して伝えたように、同艦の技術的能力は北方艦隊の活動の拡大に貢献する。
「北極圏及び世界の大洋の他の海域における海軍の存在を確保する為に」
ロシア連邦国防省によると、回航中に船員は1900海里以上を航行し、数十回の艦内演習へ取り組み、様々な種類の訓練-艦のダメージコントロール、乗組員の組織的な日常活動などを行なった。
プロジェクト18280のトップ艦「ユーリー・イワノフ」は、2015年7月26日にロシア連邦海軍へ加わった。
以前、「統合造船業営団」国家防衛発注部長アナトーリー・シレモフは、プロジェクト18280艦は海軍部隊の統制と管理を保障し、電子戦闘、電波電子偵察を行ない、更には、アメリカの対(弾道)ミサイル防衛システムの監視の為のコンポーネントとして意図されているとロシア通信社ノーボスチへ伝えた。
プロジェクト18280偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2004年12月27日に起工され、2013年9月30日に進水しました。
[建造中のロシア海軍新型偵察艦ユーリー・イワノフ]
[新型偵察艦ユーリー・イワノフは2014年に就役する]
[新型偵察艦ユーリー・イワノフは進水した]
その後、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁で艤装工事が進められていましたが、これも完了し、2014年11月27日から航海試験を開始しました。
[ロシア海軍の新型偵察艦ユーリー・イワノフは航海試験を開始した]
2014年末(12月末)、ロシア海軍へ納入されました。
[新型偵察艦ユーリー・イワノフはロシア海軍へ納入された]
2015年6月23日には洋上試験の為に出航しています。
「ロシア海軍の日」(7月の最終日曜日)の2015年7月26日、バルト艦隊基地バルチースクでの海軍記念日観艦式へ参加し、その最中に聖アンドレイ旗の初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。
[新型偵察艦ユーリー・イワノフは2015年7月26日にロシア海軍へ正式に就役する]
就役後も暫くの間はバルチースクに留まっていましたが、2015年11月中旬に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航されました。
今後、「ユーリー・イワノフ」は本格的に活動を開始しますが、その活動内容がロシア海軍(ロシア国防省)から公表される事は無いでしょう。
地中海或いは中東へ派遣される事も有り得ますし、アメリカ本土付近まで進出する可能性も有りますが。
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