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ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはフランス海軍空母機動部隊と協力する

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『タス通信』より
2015年11月17日17時35分配信
【プーチンは巡洋艦「モスクワ」司令部へフランス海軍との協同行動を指示した】
モスクワ、11月17日/タス通信

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、近い内に開始されるシリアにおけるロシア連邦の対テロ作戦での協同行動の為、地中海に居る巡洋艦「モスクワ」司令部へフランス海軍との相互関係の確立を指示した。

「近い内に、貴方達が行動している海域には、航空母艦に率いられるフランス海軍グループが近づいてきます。
フランスとの直接的コンタクトを確立し、同盟国として彼らと業務を行なう事が必要です」

国家元首は指示した。

彼によると「参謀本部総長と国防相は、然るべき指示を受けております」
「海上及び空中において、彼らとの協同行動計画を立案する必要があります」
プーチン
は強調した。

これらのガイドラインは、最高司令官の国土防衛センターへの訪問中、ビデオでシリアでの対テロ作戦指導に関する軍からの報告を聴いている際に示された。

[プーチンとオランドは、テロリストとの闘いの行動調整の為、モスクワで会談する]
11月26日、ロシアフランスの大統領は、テロリストとの闘いの行動調整の為、モスクワで会談する。

「合意されたのは、特に、ロシアとフランスがシリアでテロ組織に対する作戦を実行する際の両国の軍当局及び諜報機関の間の更なる綿密な接触と行動の調整の確保です」
クレムリン
広報サービスは発表した。

電話会談において両首脳は、エジプトでのロシア旅客機の墜落やフランスでの悲劇的な出来事といったテロリストの野蛮な行為に関連し「国際テロリズムへ対抗する為の2国間及び多国間の協力の強化へ特別な注意を払いました」
クレムリン
は指摘した。


ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(1983年1月30日就役)は、2015年9月24日にセヴァストーポリを抜錨、翌25日に地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ入った]

10月初頭にはシリアラタキア沖に展開し、防空演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシリアのラタキア沖に居る]

10月4日と10月5日にも演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

その後も地中海東部へ留まっていました。

この間、ISIL(イラクとレバントのイスラム国)は10月31日にロシアの旅客機を爆破し、11月13日にはパリで同時多発テロ事件を起こしました。

これを受けてロシアフランスシリアISIL拠点への報復攻撃を実施し、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話会談を行ないました。
『ニューズウィーク(日本語版)』より
2015年11月18日11時19分配信
【フランスとロシアがISIS空爆強化へ連携、EUにも協力要請】

そしてプーチン大統領は、地中海東部に居るロシア海軍艦船部隊(地中海作戦連合部隊)に対し、フランス海軍と協力するように指示を出しました。

フランス海軍原子力空母「シャルル・ド・ゴール」は、11月18日にトゥーロンを抜錨し、シリアISILへの空爆作戦へ参加する為、12月中旬にペルシャ湾へ到着します。
当然ながら、その途中で親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」などが居る地中海東部を通過します。
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