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ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する

ロシア海軍は、現用の主力艦載ヘリコプターKa-27の近代化タイプKa-27Mを発注します。
Ka-27b.jpg


『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【海軍は最初の艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する】
2012年5月21日

(ロシア)海軍は、ホールディング「ロシアヘリコプター」へ近代化された艦載対潜ヘリコプターKa-27Mの第1バッチを発注する。
モスクワ国際ヘリコプター産業展「ヘリロシア-2012」会場で、ホールディング総取締役ドミトリー・ペトロフは述べた。

「ロシア連邦海軍は、最初の近代化された艦載対潜ヘリコプターKa-27Mを発注しました」
ペトロフ『インタファクス』に対し、こう述べた。

彼は、ヘリコプターの納入機数と時期については明言しなかった。
「近代化されたヘリコプターKa-27の国家受領試験は続いています」
ペトロフは述べた。

ロシア治安機関の為の新たなヘリコプターMi-38へ国産エンジンTVD TV7-117Vが提供されるのかという質問に応え、ペトロフ「ロシア連邦防衛省及び治安機関の為の国家受領試験で有望な見通しが有れば提供されます」と述べた。

Ka-27は、海上風力5で昼間及び夜間、好天及び悪天候の条件下において、深度500m、時速75kmまでの潜水艦を探知、追尾し、撃破する為に設計されている。
ローター直径-15.9メートル、胴体長-12.25メートル、幅-3.8メートル、高さ-5.4メートル、最大兵装搭載量-2トン、乗員-3~4名、最大速度-270km/h、飛翔範囲-800km。

Ka-27は、ロシアフランスと署名した契約に基づいて購入されるヘリコプター空母「ミストラル」型への配備が計画されている


艦載ヘリコプターKa-27は、ソ連邦時代から運用されています。

1990年代には、Ka-27の後継として新型ヘリコプターKa-40が計画されましたが、資金不足により開発は中止されました。
ka40a.jpg

ka40b.jpg

カモフの新型ヘリコプターKa-60「カサートカ」の艦載型Ka-60Kの構想も有りますが、今のところは絵に描いた餅です。
ka-60a.jpg

結局、ロシア海軍ka-27の近代化型を採用する事になりました。

ロシア海軍フランスから購入するヘリコプター空母「ミストラル」型にもKa-27(Ka-27M)は搭載されるようです。
Ka-27a.jpg

[ロシア海軍向け「ミストラル」型には巡航ミサイル、対空・対潜ミサイルなどが装備される]
[ロシア海軍向け「ミストラル」型はロシア製兵器を装備する]
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