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ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名された

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『タス通信』より
2015年11月30日9時36分配信
【第7の「ボレイ」は「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)と名付けられる-「セヴマシュ」】
セヴェロドヴィンスク、11月30日/タス通信

第7のプロジェクト「ボレイ」原子力戦略水中ロケット艦は、「インペラートル・アレクサンドルIII」の名を受ける。
タス通信造船所「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコより確認を取った。

以前、この件はロシア海軍総司令部の情報提供者より伝えられていた。

「海軍総司令官ヴィクトール・チルコフの指示に沿って、同艦はインペラートル・アレクサンドルIIIの名を与えられました」
ブドニチェンコ
は話した。

彼は、「戦略艦」の起工の正確な日時を明らかにしなかったが、それが「セヴマシュ」創立記念日である12月21日の前日に行なわれる事を指摘した。

2020年までに8隻のプロジェクト「ボレイ」戦略潜水艦の建造が計画されており、この内の3隻は既に海軍へ引き渡されている。
各艦は16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載する。

現在は改善プロジェクト「ボレイ-A」のシリーズ建造が続けられている。
その最初の代表となる潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」は2012年に起工された。
2014年には2隻の潜水艦-「クニャージ・オレグ」「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」が起工された。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

プロジェクト955「ボレイ」原子力戦略用途水中ロケット巡洋艦は、これまでに6隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]

4番艦「クニャージ・ウラジーミル」からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、2012年7月30日に起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは2017年にロシア海軍へ納入される]

5番艦(改「ボレイ」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

6番艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]

今年(2015年)には7番艦の起工が予定されています。
[ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級の建造予算が凍結される事など無い]

7番艦の名前の最有力候補は、「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)と言われています。
[ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名される]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦インペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は発注された]

そして今回、「ボレイ」級を建造するセヴェロドヴィンスク市造船所「セヴマシュ」のトップ、ミハイル・ブドニチェンコ氏も、「ボレイ」級7番艦の名前が「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)に決まった事を認めました。
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ただし、ブドニチェンコ氏は、戦略原潜「インペラートル・アレクサンドルIII」の正確な起工日については明らかにせず、12月21日よりも前になるとしか言いませんでした。
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